イドンナップ岳

イドンナヅプ岳

○1994年11月5日~6日

○L穂積佐々木富他1名(女3名)

○コースタイム

5日

05:00 帯広

09:50 登山口

14:20 Co1371m付近(C1)

6日

06:00 C1

07:00 Co1667m

O8:25 イドンナップ岳(P1748m)

09:40 Co1667m

13:33 登山口

帯広労山でまだ登っていない日高の山はイドンナップ岳だけであった。

我々は帯広労山初登頂を目指すべく帯広を後にし、5時間もの長いドライブを経てやっと登山口に着いた。

しかし、天気はどんより、そして登山ロー面雪がうっすらと付いている。

3人の気分はあまりいいとは云えなかったと思う。でも頑張って登り始める。

Co1505m付近から展望が開け、灰色のおどろおどろしい灰色の渦巻く雲の間から、ちょっとパウダーシュガーのような雪を頭に乗せたCo1667mが顔を覗かせた。

すごみを帯びた美しさを見せていた。

天場はCo1667m直下までないのだが、暗くなる前にテントを張ろうと言うことでCo1371m付近にテントを張った。

夏道の幅は一割と広く、うまく見つければ天場になりそうなところが結構あると思った。翌日はなんと雨。

私はもうちょっとで「行くのはやめましょうか……」と、言うところだったのだが、富子さんが「じゃ、雨具着て行かなくちゃだめよね」と言うのを聞き、う~んさすがだと思いつつさっき言った事は心の中にしまって、「そうですよね」と明るく答えて出発する。

稜線に出てからハイマツが結構すごい所もあって途中本当に不安に思ったけれど無事についてとても安心した。

一面の灰色と横殴りの雨の中、心眼でエサオマン、日高ボロ、カムエクを見て下山した。

充実感のある山行だった。

(茶房多種No.198記録・穂積)