ピリベツ岳~西クマネシリ岳
(3の沢川林道からの往復)
○1994年4月2日
○L大山 藤川(男2名)
○コースタイム
07:20 3の沢川林道除雪終了点(Co860mの林道分岐点)
08:20 造林小屋跡
09:35 コル(Co1415m)
10:35 ピリベツ岳頂上(P1602m)
11:40 コル(Co1415m)
12:05 西クマ頂上直下の岩場下
12:50 西クマネシリ岳頂上(P1635m)
14:20 コル(Co1415m)
14:30 造林小屋跡
15:40 林道車止め
糠平電力館で大山氏と合流。
十勝三股のゲートは締まっていたが鍵はかかっていない。造林のトラックがかなり行き来しているようである。車は3の沢川林道のかなり奥(Co860m)まで入れた。林道終点近くまでクロカン用のコースがつくられていてかなり歩きやすい。大変良い天気で暖かい。
コル近くまではブル道が縦横無尽に走っていてまっすぐ上がれる。なかなか良いペー
スでコル到着。スキーをはいたままでピリベツを目指す。
ピリベッ岳は下から見るとピークが丁度乳首のように尖っていて急そうだが、稜線上からは緩やかな登りである。まずは左胸のピリベツ着。
大山氏は雪をもみもみしている。ピリベツからの展望は最高で二ペソツ、石狩など良く見える。小休止の後、右胸に向けて出発。
西クマネシリは東側が切れているので、なるべく東側に寄らないようにして登る。
ピーク下の岩場下でスキーをデポする。岩場は結構きつそうなので真ん中のルンゼ状のところを木を伝いながら登った。
難所を切り抜けて西クマネシリのピーク到着。大山氏はまた雪をもみもみして両胸アタック成功の余韻にひたっている。
藤川持参のゆであずきを雪で「かき氷」にして食べたが体の芯から冷えてしまった。大山氏は釧路町、帯広市の人とふるえながら交信していた。
まだかき氷には早い季節のようだ。登ってきたところを下るのはつらそうなので、岩の南側をまくようにして下る。
なくても大丈夫だがローブがあればより安全・安心に降りれるところだ。
コルからは造林小屋まで一気に下る。暖かいので雪が腐っているが、ヤブもなく快適な滑降を楽しむことができた。
造林小屋で休みをとりビールを飲みながら楽しい語らいの時を過ごした。
ほんとうにポカポカと暖かくずっとこうしていたい気分である。
山を降りれば日常生活が待っている。でも山ですべてを忘れて楽しい時を過ごすと何だか生きる元気が湧いてくるようである(おおげさ)。
そうだ、どうせ境界は既に始まっていて勝手に動いているのだ。
(茶房多種No.190 記録・藤川)