オムシャヌプリ

○1995年7月15日~16日

○L菅原 前田 猪股 浜田 一戸佐 々木冨(男5名女1名) その他9名

○コースタイム

16日

05:30 Co390m野塚林道車止め

06:00 沢取り付き

06:25 Co570m二股

10:30 オムシャヌブリ(P1379m)

11:00 〃 発

16:20 Co390m車止め

15日夜、林道終点にてキャンプ。

畜大探査会と交流。焚火を囲み、菅原君特製のカレーを食べ、お酒を交わし、楽しい一夜でした。

私は明日のことを考え、22時で就寝。

16日朝、2度目のオムシャ挑戦なのでわくわくして目覚めた。前田、猪股、浜田

の3人が朝到着。

準備ができ、いざオムシャヘ……。

ところが一戸会長が発熱のため、テントキーパーとなる(無理は禁物)。

労山メンバー5名、探査会9名で出発。

去年のオムシャとはかなり様子が違って感じた。まず林道が延びて水量も少ない。

かなりの人が入っているらしく、巻き道があった。沢を幾度か経験したせいか、昨年リタイアしたところ(両壁に手足を突っ張って進むところ)を難なくクリアした。

結局、登りでザイルを使用することはなかった。

沢を登りつめてから、ナキウサギがいる広い岩場に出る。そこからは頂上が見えるので、はっきりした道ではないが迷うことはない。

下りは5回ザイルを出した。若者は飛び込みあり、泳ぎありで楽しそう。滝が次々と出てくるので、とてもおもしろく、お勧めの沢です。

行動時間が長かったせいか、ぐったりしながら下山すると、一戸会長とビールを持った広尾の大山さんが出迎えてくれた。ありがとうございました。

(注)この林道は、タイヤのパンクが多しスペアタイヤのチェックを忘れずに!

(茶房多種No.205記録・佐々木冨)

オムシャヌプリ (野塚川のオムシャ南東面沢往復)

○1996年8月11日

○L大山 滝 太田 広瀬(男3名女1名)

○コースタイム曇り

05:55 Co390m野塚林道車止め

07:20 Co630m二股

11:05 稜線直下(Co1250m)

11:55 〃 発

15:20 Co630m二股

16:45 Co390m車止め

事務所を3時半に発ち、車止めに着いたのが5時半だった。

山は全体にガスがかかりモヤっていた。一年ぶりの沢登りに多少緊張していたが、だんだんワクワクしてきた。

すぐに野塚川を渡渉しブル道沿いに、右手に大きな沢を2本見ながらゆっくりと歩く。

1時間ほどゴロ歩きしたところで大きな二股に出る(Co630m)。

両沢とも7m位の滝が落ちている。我々は右股沢へ、

本日めざすオムシャヌプリ南東面沢である。

右股に入って10分ほどで7mと20mの2段構えの滝が出た。この滝は左側の草付きを登った。

ここで広瀬がトップに立ちロープを出す。滝の乗越し部分をトラバースするためにロープをフィックスする。

小滝を2~3個登ったあと5mと20mほどの2段構えの滝が出る。

これも左側の草付きを広瀬がトップで慎重に登ったが、落石が多く下の人達は安全地帯まで退避した。

安全のためにローブを出す。ここが沢の核心部で、帰りの懸垂では50mダブルロープで降りた。

行きは源頭まで大小の滝はあったがフリーで登れた。

しかし水が枯れてからは、沢型が大規模に崩壊し、泥と大小の岩が混ざり合ってて歩きずらく、浮き石が多かった。

11時過ぎに稜線直下に達し行動停止する。

ここで昼食をとったがHを除いた3名はまだパわーが残っているのか稜線までヤブコギをて登った。

しかし、0が藪の中でフェルわらじを無くしてしまった。わらじの替りがなく、結局沢シューズと地下たぴのミックス状態で、12時前下山を始める。

落石が激しく一人ずつ安全を確保しながら下って懸垂は3箇所で行ったが全員手際よく降ることができた。

最後の滝で記念写真を撮る。

15時過ぎにCo630m二股に着き全員ホッとした。

ここで0が安心したのか釣竿を出してチーズを餌にイワナ釣りを始める。小ぶりのイワナ2~3匹釣った後、ゆっくりと河原を歩いて17時前に車止めに到着した。

【反省点】

○今回の山行は沢2年目の自分にとってはいきなりトップをきることになった。よい経験になった。しかし確保技術においてはもっと的確にとるべきだった。

○ロープワークの合図にホイッスルを用意したが、沢では人の声が聞こえづらので有効であった。

○滝の出口に赤布を小枝に結びつけたが下山時の滝の確認、支点位置のマークには有効であった。

(茶房多種No.218記録・広瀬)