ソエマツ岳

(ヌビナイ川右股沢往復)

○1984年8月12日~14日

○L高野 山口 野中(男3名)

○コースタイム

12日

12:10 車止め

14:05 Co507m

15:20 Co655m

16:20 Co790m上二股(C1)

13日

05:15 C1

05:57 Co950m

07:45 主稜線

08:15 ソエマツ頂上着(P1625m)

08:45 〃 発

11:50 ピリカヌプリ頂上(P1631m)

13:25 稜線分岐

15:30 Co790m上二股(C2)

14日

06:00 C2

08:35 Co507m

11:00 車止め

今年は暑い日が続く。今日もギラギラと真夏の太陽がまぶしい。

尾田から林道に入り1時間50分位で車止め着。あたりはセミの音楽会。

広いヌビナイ川は、水量は少なく大きな御影石の中を進む。クマの沢もいつの間にか過ぎ、さらに単調な川原を歩き続け、14時05分に標高507m・今夜のキャンプ予定地だが、時間が早いので上二股まで行くことにした。

ここでワラジを着け、緊張の中、滝と函、高巻きを繰り返す。水量は少ないが、滝壷は青く底が見えず、いにも深そうだ。

願わくば落ちないように両先輩のアドバイスで一歩一歩と進み、どうやら函を過ぎることができた。

16時20宿泊地上二股に着く。先客2名がテント張っていた。夕日が下二股方面の尾根を

っ赤に染めていた。明日も快晴だろう。

2日目。 起床04時、少し寒く、テントら顔を出すと外はガスだ。早々と朝食をすませ、ソエマツに向かう。やがてガスが切れ、Co950m二股から左の沢に入る。

大きな石が、ゴロンゴロンという感じだ。沢を登るにつれ、朝日が日高の峰々を照らし素晴らしくきれいだ。

ピリカヌプリも見えると沢は細くなり、急登になってきた。

ヤブ漕ぎをしていたら、真新しい熊の掘り返しがたくさんあり、びくびくしながら通り過ぎる。

リュックを稜線に置き、頂上に向かう快晴の日高、そこは一望千里の眺めだ。

遠くに昨夏に行った神威岳がとても素晴らしい。

08時45分、ソエマツ頂上からピリカの稜線を行く。日高側は急に落ち込み、十勝側は比較的ゆるい。

途中2人組と追いつ追われつでピリカに到着。

相変わらず快晴。今夜のテン場はピリカの稜線の予定だが早いので上二股まで下ることにした。

3日目。 05時起床、昨夜も寒く感じたが今日もガスだが晴れそうだ。途中の高巻きに気をつけて無事、車止めに着く。

(茶房多種No.76記録・野中)