ニペソツ山
ニペソツ山(16の沢川~杉沢夏尾根)
○1988年7月17日
○L西内章 金(男1名女1名)
○コースタイム
05:30 夏道登山口
06:35 F1(Co1100m)
10:12 稜線(Co1830m)
11:52 二ペソツ山頂上(P2013m)
12:50 〃 発
15:45 登山口
16の沢は何もない沢でした。
倒木が多く、石にはコケがついて暗い感じの所で、滝は2つです。
雪渓が結構残っており枝をツエにして登ると楽でした。
直登するとハイマツにぶつかり1時間ぐらいのヤブコギでバテバテになり横に逃げて幌加コースに出ました。
お花畑がきれいでした。
頂上のビールがうまかった。金さんは強かった。オレはバテバテだった。
ほかの登山者が変な顔をして金さんの地下足袋姿を見ていた。
(茶房多種No.123記録・西内章)
ニペソツ山
(盤の沢川林道~幌加川~東稜基部往復)
○1990年2月11日~12日
○L高野 鷲見 金 西内章(男3名女1名)
○コースタイム
(記録なし)
11日 朝からベタ雪で気が重い。幌加ダム手前に車を置き出発。
盤ノ沢川林道分岐まで雪も少なく楽だったが、この先は全く除雪がされていない。重い雪のラッセルに汗が噴き出す。
峠から見えるはずの東壁もこの天気では全くだめ。ひたすら林道を進む。
Co1200m辺りからいよいよ雪が深く、オレはもうダメ!と言うところで雪洞を掘ることになる。
12日 今日も雪、おまけに風も出てきた。
予定の東稜は雪崩れそうなので中止となる。
峠の手前から晴れ間が出てきて丸山、ウペペが見えたがニペは雲の中だった。
(茶房多種No.143記録・西内章)
ニペソツ山
(盤の沢川林道~幌加川~大平尾根往復)
○1989年2月11日~12日
○L高野 一戸(男2名)
○コースタイム
11日
05:00 帯広
07:00 幌加川3の沢出合車止め(Co670m)
10:30 幌加川本流三股(Co1000m)
15:00 Co1500m(C1)
12日
06:30 C1
07:30 大平(Co1720m)
08:20 ニペの稜線Co1800mで引き返す
09:00 C1
14:00 幌加川3の沢出合車止め
11日 幌加川林道の入り口に鍵がかかっていたが、ちょっと失礼して3の沢出合ま
で車で入る。
3の沢入り口にも鍵があり行動開始。
盤の沢川林道のCo800m地点まで除雪されていたが。
着いてみれば一つ手前の小沢に入って尾根越えというアルバイトをしてしまった。
幌加川本流より大平から東に張り出した尾根をたどって登る。急な斜面はあまりないが起伏が多いので視界が開けるとニペソツの東壁が立ちふさがるようにそそり立ち対照的に丸山は優雅に、ウペペはどっしりとそびえて見えかくれする。
2月の中旬というのに日射しがきつく、表面の雪がくさりスキーにべっとり張り付いて悪戦苦闘。
荷物の重さを感じながらCo1500m付近の森林限界あたりにテントを張る。
夕焼けに山並が赤く染まり今日の疲れを癒してくれる。
12日 昨日とはうって変わって何も見えない。おまけに地吹雪。テントを出るのも
勇気がいる。
アイゼンをつけ風に吹かれながらも広大な大平に出る。
二ペソツヘの稜線は非常に急峻なうえ、東に雪庇が張り出し、西は岩がむき出しになっている。ナイフリッジにすっぱり切れおち息をぬけない(軟弱な2人の弁解)。風も強く視界も悪い。
またの日にするかとCo1800m付近で下山を決める。
大平に着いてひと安心。テントをたたみ重い荷を持っても下りは早い。登ってきた尾根をはずれ沢にルートを取る。
山の美しさと厳しさの両面を味わえた山行であった。
(茶房多種No.131記録・高野)