トヨニ岳
○1994年12月30日~1月3日
○L吉岡 大山 藤川 三浦央 穂積 国枝 岩本(男5名女2名)
○コースタイム
30日
08:05 R236号・最終人家発
12:20 端雲橋
14:00 林道終点(スキーデポ)
15:40 南東尾根取り付き(C1)
31日
06:55 C1
09:05 Co773m
13:10 Co1253m(C2)
14:00 C2(空荷でCo1460mへ)
15:10 Co1460m
15:55 C2
1日
10:05 C2
11:35 Co1460m(C3)
2日
06:35 C3
07:05 トヨニ岳頂上(P1493m)
08:25 トヨニ北峰頂上(P1529m)
09:45 トヨ三岳頂上(P1493m)
10:05 Co1460m(C3)
11:05 テント撤収C3
11:30 Co1253m
12:10 Co773m
12:50 南東尾根取り付き
14:30 Co450m(C4)
3日
07:50 C4
08:10 瑞雲橋
11:00 R236号・最終人家
○食料計画
12月30日 朝 各自 夕 すき焼き
12月31日 朝 雑炊 夕 豚汁
1月 1日 朝 雑炊 夕 麻婆春雨
1月 2日 朝 雑炊 タ カレーライス
1月 3日 朝 雑炊
お正月山行については、私が風景編をくことになりました。下の方はブッシュでしたが、稜線まで上がると大晦日のタ方は、十勝、オムシャ、楽古が夕日を浴びてピンク色に染まり、それはそれは美しかったです。
そして、夜は満点の星、真っ黒い室キラキラと星がまたたいて、まるで吸いこまれそう。遠い宇宙を感じて、恐くなるほどです。
大樹の街の灯りをはじめ、エリモ岬をはさんで両側には点々と街の灯りが見えました。
でも、なんと言っても一番きれいだったのが、1月2日 トヨニ北峰アタックの朝の景色です。
山並みは一面に白くその上を薄茶のダケカンバがボーとかすんだようにあって、そこが全部、ピンク色染まるのです。
朝日はピリカや勝ポロ、札内の方向をよく照らします。
トヨニ岳から見たピリカは、朝日でピンク色に染まり、たおやかでゆったりとし名前どおりの山だなあと感じました。
ピリカ、ソエマツはまだ行ったことのない憧れの山なのでぜひ行ってみたいと思いました。
(茶房多種No.199記録・穂積)
トヨニ岳(豊似川右股沢~左股沢)
○1981年8月1日~2日
○L吉岡 鷲見 篠原(男3名)
○コースタイム
1日
15:30 帯広
17:40 Co368m二股
2日
04:35 Co368m二股
08:45 Co800m二股
09:30 Co1000m二股
11:15 トヨニ岳頂上(P1493m)
12:00 〃 発
15:45 Co530m二股
16:55 林道
17:45 Co368m二股
“中川道路"の工事現場を視察ののち、二股まで戻ってテントを張る。
二股は河原がほとんどなく、林道の脇で寝るはめとなる。
翌朝、薄暗い中を出発。川幅は2~3mと狭く、河原があまりない。
Co530mあたりから函が始まる。最初の釜を持った滝に多少手こずったくらいで、あとはたいしたことなく進めるが、へつりが多い。
Co600mにて森実パーティーに追い越される。その後もへつりの多い沢を進む。
2、3箇所雪渓が残っていた。
Co730m付近で一箇所変な高巻きをしてしまったが、中を通過した方がよい。
Co800m二股は、左から10m程の滝が落ち込んでくる。本流には50m程のナメ滝が望見される。
思ったより簡単に登れて1000m二股に着くころにはがれ場となる。
ここから左に入ったが、目的のカールには出られなかった。頂上へは右をつめた方がよい。
ヤブ漕ぎ30分程で稜線に飛び出す。トヨニは静かな頂きであった。ガスの稜線を南峰まで下り、左股を下降する。
登りルートより楽だが、アップザイレン2回
(茶房多種No.44記録・吉岡)
トヨニ岳(豊似川左股沢往復)
○1995年8月27日
○L三浦央 前田 広瀬(男3名)
○コースタイム
03:30 帯広
05:40 早ヶ瀬トンネル出口の橋
07:00 2番目の大滝の手前
08:45 V字谷の中間部のガレ場
09:35 トヨニ岳頂上(P1493m)
10:25 〃 発
10:50 V字谷の中間部のガレ場
12:30 2番目の大滝の手前
14:05 早ヶ瀬トンネル出口の橋
事務所で空を見上げると星がまたたき、今日は久しぶりに晴れそうだ。
昨夜、前田君と2人で白ワインハーフ1本を飲んで寝たのだが、初めての沢登りの緊張のためか、なかなか寝つけなかった。
しかし、朝の風に当たり車を飛ばすうちにシャキッとなり、山行の意欲が湧いてきた。
豊似線の早ヶ瀬トンネルのところに車を置き、ポン三の沢川に降りた。
川原を20分ほど歩いたところの分岐点で左側に曲がる。
また10分ほど歩いた二股を左に進み、ようやく川筋が落ちついた。それから1時間ほどで高さ15mほどの1本目の滝が現れた。
少々ビビリながら巻き、上を見上げると、三浦さんは軽々と岩をへっりながら登ってしまった。
気合いを入れてまず大きな釜状の滝壷を左側の岩場をへっりながら巻き、最後は四つん這いになりながら滝の流れの中を登った。
そこから少し行くと2本目の蛇のように左右にくねった2段構えの15mほどの大滝が現れ、本日のメインとなる。
この滝はザイルを使用することとなり、慎重にホールドを探りながら登った。
すると古いハーケンの横に、黒のまき糞があり恐ろしさを通り越して思わず笑ってしまつた。
その後、小滝があったが、フリーで登ることができた。
そのうち川の源頭近くから、V字谷のガレ場が延々と頂上近くまで続き最後ははい松のブッシュ漕ぎを少々行って頂上に立つことができた。
頂上からの眺めは南日高の山々が遠くまで見渡せて最高でよかった。
しかし、早めの昼食が終わって下しし始めると、二ペソツで痛めた右足首の捻挫痕からピリピリといやな信号が送られ始め、少々不安になったが、だましだまし滝をクライムダウンして2番目の蛇の大滝にたどり着くことができた。
ここからアップザイレンが始まることとなったのだが古いハーケンの支点が少々不安定なので、三浦さんが別の岩場に新しい支点をとった。
ここで自分としては生まれてはじめてのアップザイレンを行ったが、途中、降下しているときに滝の中心部で、いいだけ水を浴びて、濡れネズミ状態で下にようやく到達した。
そして2本目の大きな最後の滝もなんとクリアーして無事に登山ロまでたど着くことができホットした。
(茶房多種No.207記録・広瀬)