非数次元空間を旅する魔術師

前編

 獣化するソーサラーは超冪の力を手にする。

フレキシブルウェアを纏う幽六花姫は、

真の幽六花によって極大の氷属性爆轟を引き起こす。


 そしてリンとリシュが超冪を作用させ、

真の幽六花はテトレーションを引き起こす。

究極の冷たき華が咲いて、

アリスは凍り付く。


 そしてその花は空間を六花へと誘い、

風は液体になる。


「待たせたわ!」


 幽月霊剣を手にするオスクリダドは、

咲いた溶けることの無い花に、

ペンテーションを作用させた。

後編

 キューブ領域は虚数時間が流れる世界。

複合次元の中にあるキューブはビックバンを引き起こす。

ビックバンを引き起こしたキューブはやがて世界となった。


 複合次元のキューブとキューブの間に、

臨界面が存在し、次元の臨界を移動する事を泳ぐと表現する。

キューブは閉じた世界であり、

ビックバンを引き起こすと開いた世界となる。

 1000i年のトルエノとトネールは、

次元の臨界を泳ぐ。

次元の臨界は開いた世界には存在しない物質が、

液状になって存在している。

 キューブは非常に密度の高い場所で、

生身で存在するのは危険な場所だ。


 そして次元の臨界は、

第Ⅳの因子が高密度で存在している。