プロローグ

序章

 上空を飛翔した、

それはあまりにも衝撃的な光景だった。


 幽六花歴 604年、凪のドメインの第Ⅱの書にて、

そこはかつて雷のドメインだった。

雷のドメインは凪に添加され、

凪のドメインの第Ⅱの書となった。


 凪のドメインの第Ⅱの書は、

獣のドメインによる侵略を受ける。

獣のドメインの戦士である、"暗黒世隊"は、

旧雷のドメインの、"トニトルスの国"に攻め入る。


 トルエノとトネールは、最終防衛ラインで暗黒世隊の侵攻を食い止める、

トニトルスの城には、凪の王である"噩噩"と、

雷の王である"トニトルス"が戦場を見やる。


 噩噩とトニトルスは、

王の継承武器を持っていた。


 古の不変量のオスクリダドは、

迫りくる獣の勢力を"妖怪"を以って迎え撃つ。

妖怪は妖力からなる生命だ。





 そして、勇者は戦場に立った。

第Ⅰ話

 零代幽六花姫は知る、

旋律の花は...


 ここは幽世、

死の世界でリンとリシュに出会う。


 「旋律の花とは舞台装置の事」


 「あなたはこの地にいるべきではない」


 「再び始まった、凪と獣の戦場であなたの使命を果たしなさい」


 一方、風の王は凪側に立っていた。

絵のドメインの秘匿された時空である、花のドメインにて。


 そこには"ファントム"と呼ばれる存在があふれていた。

ファントムは花々を傷つけた。


 風の使者たるヴェルデはファントムと交戦する。

現幽六花であるニエベは、幽六花を咲かせる、

そこに歪な花が咲いた。


 「歪冪!」


 「この世界のエントロピーはあまりにも増えすぎた」


 「だから"逆元"は破壊を望む」


 ビエントは訪れる、

そして言った。


 「創造と守る事こそが人の使命だ」

第Ⅱ話

 凪の星のサーバーは、

公理からライブラリを作り、

ライブラリが凪の星のシステムを動かしている。


 複合現実空間は、夢と現実が入り混じる世界、

複合現実空間内で、リンはラルガ・ベアヘの終焉を予期する。


 ラルガ・ベアヘの終焉、それは凪と獣の争いにより、

ラルガ・ベアヘが終了すると。


 凪の戦士は継承武器を創造する、

仮想現実内の複合現実は未来を予見できる。


 物語が幕を終える時、ソーサラーは与えられた祝福を享受する。

トニトルスの国で凪と獣の軍は交戦する。

噩噩は王の継承武器を創造する。


 「かの王は再来する」


 そして物語が終焉へと向かう時、贈り物《旋律の花》の拡張現実機能が有効になる。

それは異なる星の者がこの地へたどり着いた時に、

目を覚ました<祝福>。


 クロス・リアリティ空間は現実と虚構が交わる世界。

交差する世界で、幽六花姫は星空を見た。


 遥か未来の世界で、

勇者は魔王と交戦した。


 その時...

第Ⅲ話

 創造されしラルガ・ベアヘは、

ガーブルド状態によって、星空へと歩み始める。


 創造と破壊は表裏一体である。

永遠に続くと思われた均衡は崩壊し、

物語は星空へと向かう。


 幻想と現実の境界が崩壊し、

火星にてソーサラーは、地球を見やる。





 リンが目を覚ました時、

まだその時代は無彩色の世界だった。

それから時が流れ、虹色に輝く零元は7つの継承武器となり、

7人の王へと受け継がれた。


 そして王は7人の中で最も強い者こそ、

零元のグレイブを手にする資格があると考える。

そして王と王は交戦した。


 虹色に輝く光はプリズムによって演算される。

それは属性の演算。

虹色の海で、3人の管理者が星空を見ていた。


 「そして、亡霊がラルガ・ベアヘに集う」


 極大めいた感情は、

極大めいた属性を成し、

虹色の爆轟が放たれた。