世界樹の回廊

前編

 突如、凪の国に"札"が現れる。

それは裏切った、"第Ⅲの執筆者"の札だった。


 「札は幽世より霊を呼び、世界に混沌を齎す」


 「何故、凪の計画を阻止する」


 「お前が風となるならば、"竜"がこの地に訪れる」


 「"竜"は"獣の国"から来た者」


 「第Ⅱの書に"龍"を送った」


 「混沌が起源だ」


 「では幽六花の竜は?」


 「...オスクリダド、彼女はいったい何者だ?」


 「混沌の計画を幾度も止めてきた」


 「お前、何が目的だ」


 「俺の目的は、"強者"を探し出すことだ」

後編

 「お前が執筆した書の"管理者"は、"エミュレート空間"に送った」


 「今や"ファントム"に感染した者が争っている」


 「...お前の目的はわからないが」


 「凪の意志に反する者は、裁かねばならぬ」


 「その凪の意志は"獣"との約束に反するのではないか?」


 「"ファントム"の力を小さく見られた物だ」


 「全ての命には、その身に"霊"を宿す」


 「"獣の約束"」


 「今こそ果たす時だ!」


凪の夢 Redefinitionに続く