103 舘森神社  犬吠森字沼端


国道456号線の通る犬吠森地区の中央部に起立した丘陵上に鎮座する。元館神といった。往時犬吠森館のあった地に祀ったので、かく称したのであろう。その創建詳らかでないが、伝説に桓武天皇の朝臣田村将軍東夷征討のため下向し、延暦22年(803)夷賊平定後軍奥警備のために志波城を築き、又当地に支城を築き鎮守の神として常陸(茨木県)、上総(千葉県)より鹿島・香取の神を勧請したところと伝えられる。明治3年(1870)4月、館森神社と改め、同4年(1871)4月、村社に列し、大正8年(1919)9月、神饌幣帛料供進の神社に指定された。境内に先哲工藤千代治氏の碑が建てられている。

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