37 野村胡堂・あらえびす記念館 彦部字暮坪193-1


野村胡堂(本名長一)明治15年(1882)~昭和38年(1963)。作家・音楽評論家。紫波町大巻字長沢尻の野村長四郎・マサの次男として生れる。彦部小学校、紫波尋常高等小学校、盛岡中学校、東京第一高等学校を経て東京帝国大学仏法科に進んだが、卒業を目前に中途退学。盛岡中学校時代に石川啄木、金田一京助らと文学関係で交わった。報知新聞に入社、以来33年間は新聞人として活躍。胡堂の着想で時事川柳の投稿欄を設けた。小説『銭形平次捕物控』は383篇に及んだ。捕物帳の特徴は「容易に罪人をつくらぬこと、庶民に愛情を持つこと、侍や通人を徹底的にやっつけること、全体的に明るい健康な捕物にしたこと」などという。音楽評論でも「あらえびす」のペンネームで知られ『名曲決定盤』等10余冊を刊行。レコード収集40年間で13千枚に及んだ。私財1億円で野村学芸財団を設立し、育英資金や研究助成に寄与している。紫波町名誉町民第1号。


  • 平成7610日、生家に近い当地に紫波町が「野村胡堂・あらえびす記念館」を開館した。企画設計は神戸芸術工科大学学長吉武桊水・近畿大学九州工学部産業デザイン科助教授工藤卓、施工(株)錢高組・(株)小松組他。敷地面積16,363㎡、建物面積1,103

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