14 彦部亜炭鉱山跡 彦部字小田ノ沢


国道456号線から、屋号柏屋と彦部生産組合「アグリプロ」の間の道を南東に入り、屋号又竈から南にパイロット事業の田圃の舗装道路を上ると屋号野原がある。そこを過ぎて少し行ったところから左折し少し進んだところに、亜炭鉱山があったということである。坑内で掘った亜炭をウインチで巻き上げて地上に出したという。ここから掘った亜炭は、屋号丸の馬車曳きが馬車に積み、紫波橋を廻って日詰駅へ運び、運送会社「日本通運会社」(「日通」「丸通」ともいった)を通して、国鉄の汽車に乗せて出荷したという。

亜炭炭坑が盛んな頃は、炭坑祭りがあって地区民も参加し、なかなか盛んなものであったという話がある。詳しい記録は残っていない。

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