56 野村胡堂句碑  大巻字花立 高金寺境内


碑の俳句は、昭和の初めの作品「草枯れや 蟷螂の陣 蛇の閨」。春風会長馬場毅揮毫。石材は、佐比内産の高さ2m 幅1m 厚さ40cmの自然石。 

胡堂は、盛岡中学校の頃から俳句に没頭、東京第一高等学校、東京帝国大学の頃も熱心に作句しており、正岡子規の葬儀の受付の手伝いもしたという。胡堂の句碑は、地元俳句会木村半水の門族春風会によって、昭和39年(1964)1014日、建立された。除幕式は同月18日、胡堂のハナ未亡人、三女稔子さん外村谷紫波町長等多数参列のもとに、胡堂の実弟耕次郎の孫、利彦君によって除幕された。参列者が献花、大松住職らに寄って開眼読経。式後高金寺境本堂で、胡堂の小学校時代の同級生寺田賢治が句碑建設までの経過報告をかね故人を語った。

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