グループの運営方針、活動内容、進め方は実に多様であり、グループのメンバー間で好きな形を決めていきます。一つの例を挙げますと、次の通りです。
(1)週に1回、90分ほどのミーティングを開催
(2)全メンバーによる3分ほどの進捗状況の報告、報告内容のうち、相談や議論が必要な事柄があれば、それについて自由に話し合います
(3)事前に決めた1人か2人の報告者が、相談したいペーパーを配布して報告します。もし分量が多いペーパーであれば事前に配って参加者に読んでくるようにお願いすることもあります。その後、報告内容について参加者がコメントやアドバイスなどを行います。一つのペーパ一当たり30分から1時間ほどの議論の時間が設けられます
一つ強調しておきたいのは、上記の例は主に研究活動の支えあいに重点を置いた形であることです。親睦やストレス解消に重点を置く進め方ももちろん可能です
ミーティングでなにをするかは、メンバーの自主性に任されています。ピアレビューを行うか行わないか、あるいは行うとしてどのような頻度で、どれくらいの分量を認めるかは、初回ミーティングでメンバーの希望を聞きながら決めていきましょう
ピアレビューを行うとしても、博士論文の提出間近でフルサイズの論文の校正をメインにするグループもあれば、箇条書きレベルのもので研究状況の紹介をメインにするグループもあります。仮にメンバー6人がミーティングを週1回にし、発表者を1回につき1人とすると1.5ヶ月に1度のペースで発表の機会がありますが、2週間に1回にすると3ヶ月に1度となります
もちろん研究の話をせずに世間話やカジュアルな話だけをする会も可能です。グループの運営をどのようにするかはメンバー間で話し合って決めていきます。確かに研究活動は時々つらい思いをさせて人を挫かせますので、心の安定は研究生活を続けるうえで非常に重要な要素です。憂鬱になったり、研究の意欲を無くしたりすると、研究活動自体をやめてしまうことにもつながりえますね
したがって、「研究の話はもう十分で、研究から受けたストレスを解消できる場を探したい」と思っている方もぜひこのピアサポートグループを活用してください。実際に研究の話の代わりに、趣味など好きなテーマを決めて自由に話し合う形でこの制度を活用したケースも少なくありません。事前にファシリテーターにその旨をお伝えいただければ、グループ作りの参考にいたします
すでに参加/不参加のスケジュールが分かっている場合は、事前にファシリテーターにご連絡いただき、説明会にご参加ください。途中からの参加としてアテンドいたします。
一方で、すでに始まったグループの場合、開催時期や頻度はメンバー間で相談して決めていきますので、スケジュールの調整はある程度柔軟にできると思います。ただ、一つのグループは大体5人くらいの人数で運営され、メンバーの欠席は残りの参加者に大きい影響を与えますので、事前の相談を欠かさないようにしましょう
もちろん可能です。それ以外にも、外部から講師をお招きして講義を受けることや、関心分野の映像資料を一緒に見て話し合うなど、実にいろいろな形が可能です。どのように進めていくかはグループメンバーたちが決める次第です。申請時にどのような形のグループに参加したいのかを記入していただくと、ご希望を参考にしてグループ作りを進めていきます。ただ、類似する希望を持っている参加希望者の数が少ない場合、ご希望に添えない場合もあり得ますので、あらかじめご了承お願いいたします
可能です。グループが作られてからもピアサポートグループのファシリテーターがグループの運営をサポートしていきます。その他、どのような問題でもお気軽に担当ファシリテーターにご相談ください。グループの変更を希望する場合、ご希望をもとにほかのグループをご紹介します
定期募集と、欠員が出た場合の不定期の追加募集があります。定期募集については、こちらのHPや各専攻のメーリングリスト上でお知らせいたします。不定期の追加募集についてはHPのお問い合わせフォームよりお問い合わせください。