北急電鉄

　北急電鉄は架空の鉄道会社です。

　基本的に小田急クローンの路線網を持ちながら架空会社らしい攻めた先進的な企画経営を行うというものです。

[北急電鉄のあらまし]

明治末期に北武急行電鉄として免許を許可されたものの西武・京王など他社に敷設地域を圧迫され、東京西部から神奈川県に敷設することで落ち着いたものの、世界恐慌に襲われ、なおかつ社主の意向としてできるだけ最初から複線での敷設にこだわったため大正初期の開通当初から非常に苦しい経営を迫られた。

その後北急ロマンスカーのブランド開発に成功するも同族経営からきた不祥事で敵対買収にさらされ、その対抗に送り込まれた経営者のもとで経営を刷新、また2種事業として全国周遊列車運転をはじめ、日本初の全国周遊列車「ブラウンコーストエクスプレス」を運転、後にその電車版「あまつかぜ」を就役させた。

まもなく2027年に開通100周年を迎えるので、その記念となるVSE後継の新型ロマンスカーの登場が期待されている。

［新生田短絡線］

北急電鉄が運転する周遊列車はこれまでJR線の利用による全国周遊の都合上JR尾久にJR東日本から基地を間借りしていたが、近年新生田短絡線によりようやくJR武蔵野線と接続することとなり、周遊列車整備基地が唐木田に建設されることとなっている。

(合計205.8km: 5路線: 89地点)

北急電鉄 全線（伊勢原新駅追加） https://ku-tetsu.net/257445.html

北急のIR

株主・投資家の皆様へ

北急グループ　ごあいさつ　樋田英明

　北急グループでは『「お客さまとの一期一会」と「真に豊かな生活」の実現に挑戦し貢献する」というグループ経営理念のもと、約60社からなるグループ会社が東京・神奈川を主な事業エリアとするとともに他社との協力協働により全国を舞台にした斬新で挑戦と希望とロマンにあふれた旅の提案を行い、それに関係するさまざまな事業を展開しています。

　この経営理念には、事業環境が激しく変化する現代において「北急」が存在してる意義とは何か？という定義と、「全国に沿線を広げ、ともに豊かに未来へ進む」という北急創業時からの理念が込められております。

　そして現在の厳しい環境の中で北急を選んでいただくには、お客様とともに歩み、着実に信頼を培っていくこと、挑戦を忘れず期待に応えることがグループ価値の最大化につながると確信しております。そのためにはすべてのステークホルダーとの誠実な関係を尊重し守り育てることが重要であると考えます。

　2024年には、変化する事業環境に対応するための経営ビジョン「BLAVE CHALLENGE北急～これからの日本と地域の発展に貢献する企業に向けて」を策定しました。

　この経営ビジョンの下、当社は開業100周年、さらには次の100年に向けて、事業モデルの刷新と挑戦を図ります。北急は既成概念にとらわれず、挑戦をいとわず、信頼をなによりもの最大の資産と考えて、さらなる新しい価値を創造していきます。

　具体的にはサスティナビリティを重視しつつ、恵まれた沿線と大きな可能性を秘めた全国他社との協働による周遊列車事業の強みを生かしながら事業を広く展開していきます。そして郊外と都心の輸送中心の沿線の発想から、中核都市だけでなく郊外・農村・里山までに対象を広げた「交通システム経済圏」発想で、現在の困難を抱えた国土の創造的発展を目指した新たな国土開発を志向し推進し、それに関連した新規事業の探索・成長を通じ、企業グループとしてのさらなる進化を進めてまいります。

　今後も北急グループは、フラッグシップ周遊列車「あまつかぜ」をその象徴としつつ、グループ各社の有機的な連携による役割遂行とともに、皆様から信頼され沿線だけでなくこの国の社会とともに発展する企業を目指して取り組んで参ります。引き続きご愛顧を賜りますよう、よろしくお願いします。

最新決算資料

中期経営計画(2025年～2035年)

100 Years of Romance, Future Bound.～100年のロマンスから未来へ紡ぐロマンスへ

1. ブランド強化とロマンスカー刷新
2027年の開通100周年を迎えるにあたり、「北急のロマンスカー」を象徴する新型フラッグシップ車両を開発・導入します。本計画期間内には、VSE後継モデルを含む革新的なデザイン・技術を備えた新型車両「あまつかぜⅢ」を投入。乗客の快適性向上と環境への配慮を組み合わせ、次世代型周遊観光マルチロール列車として国内外の注目を集めることを目指します。

2. 周遊列車事業の拡充
全国周遊列車「ブラウンコーストエクスプレス」の成功に続き、新たな運行ルートやテーマ列車を企画し、観光需要を掘り起こします。特に地域密着型ツアー列車や季節限定イベント列車など、特色あるサービスを提供し、地方経済の活性化を図ります。

3. インフラ整備とDX推進
老朽化した施設や線路の改修を進めるとともに、デジタルトランスフォーメーション (DX) による効率化とサービス向上を実現します。スマートチケットシステムの導入、リアルタイム運行情報の提供、AI技術を活用した運行管理システムで快適で効率的な鉄道網を築きます。

4. 環境保護と持続可能性への取り組み
北急電鉄は、環境負荷の軽減を企業理念の中核に据えます。本計画期間中には、再生可能エネルギーの活用を進め、車両の電力消費効率を改善。また、沿線の自然保護活動や地域共生型プロジェクトを通じて、持続可能な社会を支援します。

5. 新たな駅施設と観光拠点の展開
沿線地域の利便性向上を目的に、新駅の開設や観光拠点の整備を推進します。特に、沿線地域の伝統文化や自然景観を活かした観光地の整備に注力し、地域活性化と乗客増加を図ります。

6. 地域連携と社会貢献活動
地元自治体や企業との連携を強化し、地域課題への対応や文化・教育活動への支援を行います。駅舎内に地域産品のマーケットを設置するなど地域経済への寄与を増やす施策も予定しています。

このように北急電鉄は、伝統を尊重しつつ、未来志向の革新を続けることで、日本国内外の利用者に選ばれる鉄道会社を目指します。

統合報告書

社長メッセージ

株主・投資家の皆様へ

平素より北急電鉄に対し、温かいご支援とご理解を賜り、心より御礼申し上げます。当社は、創立以来100年にわたり、「人と地域を結ぶロマン」を理念とし、社会とともに成長してまいりました。皆様のお力添えがなければ、この大きな節目を迎えることはできなかったと深く感謝申し上げます。

現在、当社は変革と挑戦の時期を迎えております。社会が抱える課題が多様化する中で、北急電鉄はこれまでの伝統を礎に、未来志向の経営戦略を推進しております。今後10年間で以下の4つの重点施策を中心に取り組み、持続可能な成長を実現してまいります。

1. ブランド価値の向上

観光需要の新たな高まりを見据え、新型多目的周遊列車「あまつかぜⅢ」を投入予定です。この次世代車両は、高い快適性と環境配慮を両立し、北急電鉄ならではの価値を提供します。

2. 地域連携による成長戦略

沿線地域との連携を強化し、観光拠点の整備や周遊列車事業の拡大を進めます。地域活性化を通じて乗客数の拡大を図り、収益基盤をさらに強固なものにしてまいります。

3. デジタルトランスフォーメーション (DX) の推進

AI技術やスマートシステムを活用した運行効率化、非接触型サービスの充実を図り、お客様の利便性と安全性を向上させます。同時に、コスト削減による収益性向上も目指します。

4. 環境・社会・ガバナンス（ESG）への対応

再生可能エネルギーの積極的な活用と沿線の自然保護活動を通じ、持続可能な社会の実現に貢献いたします。また、内部統制や透明性の確保を通じて、信頼される企業であり続けます。

これらの取り組みにより、北急電鉄は長期的な成長と株主価値の向上を目指してまいります。皆様のご期待に応えるべく、役職員一丸となり努力を重ねていく所存です。引き続き、ご支援賜りますようお願い申し上げます。

2027年北急100周年

2027年、当社は創立100周年という大きな節目を迎えます。

1910年代末期に免許を取得して以来、北急電鉄は多くの挑戦と試練を乗り越え、地元の皆様とともに発展を続けてまいりました。創業当初の苦難を経て、ロマンスカーというブランドを築き上げ、多目的周遊列車「あまつかぜ」の運行や全国周遊列車など、多様な事業に挑戦してまいりました。これらの事業は、私たちの「人々の生活と心を結ぶ」という理念に基づき、北急電鉄ならではのロマンを追求した結果でもあります。

この100周年を機に、私たちはさらに未来に目を向け、持続可能な社会と新たな鉄道文化の創造に邁進してまいります。新型ロマンスカー「あまつかぜII」の投入やDX推進、環境負荷の軽減といった取り組みを通じて、北急電鉄はお客様にとってより安心・快適な移動手段となるよう努めてまいります。

「鉄道は、人と地域を結ぶロマンである」という私たちの信念を胸に、次の100年も挑戦を続けてまいります。今後とも北急電鉄に変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

コロナ禍への対応

新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の世界的な感染拡大は、当社事業を含む多くの産業に大きな影響をもたらしました。この困難な状況においても、安全で安心な交通手段の提供を最優先に掲げ、さまざまな取り組みを迅速に実施してまいりました。

感染防止対策の徹底

北急電鉄では、全車両および駅施設の消毒の強化、車内換気システムの性能向上、乗務員を含む従業員への適切な感染防止教育などを進めてまいりました。また、駅構内における非接触型検温機の設置やスマートチケット技術の導入による接触機会の削減を実現しております。

お客様への支援策

厳しい状況に直面するお客様を支えるため、柔軟な運賃制度の導入や定期券払い戻しの対応、また在宅勤務普及を見据えた運行ダイヤの調整を実施しました。さらに、地域経済を支援するため、沿線の商業施設や観光地と連携したキャンペーンも行っています。

未来への備え

今回の危機を教訓とし、リスクマネジメント体制の見直しと強化を行っております。特にデジタルトランスフォーメーションを活用し、予測可能な危機に迅速に対応できる基盤を構築いたします。

私たちは「人々の生活と心を結ぶ」という理念を忘れず、未来志向でこの危機を乗り越えてまいります。北急電鉄は引き続きお客様、地域、そして従業員の皆様の安全を第一に考え、さらなる価値を提供していく決意です。

周遊列車事業について

1994年、北急電鉄は日本初の真の全国周遊列車「ブラウンコーストエクスプレス」の運行を開始しました。このプロジェクトは、日本全国をつなぐ壮大なビジョンのもとに誕生し、当社が観光鉄道分野において新たなリーダーシップを発揮するきっかけとなりました。以降、北急電鉄は観光鉄道の先駆者として、地域観光の可能性を広げ、多くのお客様に旅を通じた喜びを提供してまいりました。

周遊列車事業は、単なる交通手段に留まらず、「旅そのものを目的とする」新しい旅行体験を提案し続けています。特に「ブラウンコーストエクスプレス」は、車内での洗練されたサービス、地域特産品を取り入れた食事、さらには旅先での特別な体験プログラムを提供し、お客様にとって唯一無二の旅を創出しています。また、全国周遊列車の成功を土台に、その電車版として誕生した「あまつかぜ」も観光需要に応える列車として、多くの支持を得ています。

これらの列車は、地域経済に大きな影響を与えています。沿線地域の観光地を結ぶことで観光産業を活性化し、地域の魅力を全国、さらには国際的に発信する役割を果たしています。また、沿線自治体や地元企業との連携を強化することで、持続可能な観光モデルを推進してまいります。

今後も北急電鉄は、周遊列車事業の拡充に注力し、新たなルートやテーマ列車の導入を計画しています。例えば、地域ごとの季節や文化をテーマにした列車や、持続可能な観光をテーマにした環境配慮型列車の開発を視野に入れています。これにより、より多くの旅人に感動を届けるだけでなく、地域活性化と持続可能な未来への貢献を果たしていく所存です。

北急電鉄は、観光鉄道のパイオニアとしての誇りと責任を胸に、次世代に向けた挑戦を続けてまいります。株主の皆様には、当社の更なる成長をご期待いただき、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。

サステナブル経営

SDGsへの取り組み ～持続可能な未来を目指して～

北急電鉄では、社会の持続可能な発展に貢献するため、SDGs（持続可能な開発目標）の理念を企業活動の中核に据えています。「人々の生活と心を結ぶ」という創業以来の理念を起点に、次世代への責任ある行動を継続してまいります。以下は、当社のSDGsへの主要な取り組み内容です。

1. 環境保護と再生可能エネルギー利用（SDGs目標7, 13）

北急電鉄は、CO2排出量削減に向けた車両の電力効率向上を進めています。また、駅施設と車両への再生可能エネルギーの活用を拡大し、環境負荷を低減。沿線地域の自然保護プロジェクトを通じ、生態系の保全と地域環境の改善にも寄与しています。

2. 持続可能な観光モデルの構築（SDGs目標8, 11）

全国周遊列車「ブラウンコーストエクスプレス」は地域観光産業の活性化を牽引しています。地元の伝統文化や特産品を融合した観光プログラムを提供し、地域と共生する観光モデルの確立を目指しています。また、観光列車「あまつかぜ」においても、環境配慮型車両を導入し、サステナブルな観光体験を提供しています。

3. 地域経済とコミュニティの支援（SDGs目標1, 2, 12）

沿線地域の生産者や商業施設と協力し、駅構内での地元産品の販売やイベントを展開。これにより地域経済を支援するとともに、持続可能な消費の促進に貢献しています。さらに、教育活動や社会福祉プロジェクトを通じて地域社会の発展を支援しています。

4. インクルーシブな交通インフラの提供（SDGs目標9, 10）

すべての人が安心して利用できる鉄道サービスの提供を目指し、バリアフリーの推進と乗客に優しい設備を導入しています。さらに、駅施設や車内での情報アクセスを改善し、多様なニーズに応えるサービスを実現しています。

5. デジタルトランスフォーメーション (DX) と効率化（SDGs目標8, 9）

最新のデジタル技術を活用し、スマートな運行管理システムや非接触型サービスを提供することで、お客様の利便性向上と運行効率化を達成。また、AIを用いた予測的保守管理でコスト削減と安全性の向上を図っています。

北急電鉄は、100年の歴史を礎に、次の100年に向けた持続可能な未来の構築に挑戦を続けます。SDGs達成に向けた具体的な進捗状況については、今後も透明性をもって開示していく所存です。引き続き、株主の皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

安全への取り組み ～すべての旅の基盤として～

北急電鉄では、創業以来、「お客様の安全はすべてに優先する」という理念を掲げ、信頼される鉄道運行を使命としてまいりました。当社は、地域と人々を結ぶ交通手段として、安全性の確保がすべての活動の基盤であると認識し、常に安全を最優先に考えた取り組みを行っています。

1. 最新の技術を活用した予防保守の強化
北急電鉄では、AIやIoTを活用した予知保全システムを導入し、列車や設備の異常を事前に検知し、迅速な対策を講じています。これにより、突発的な故障リスクを最小限に抑え、安全な運行を維持しております。

2. 人材教育と技術力の向上
安全性の向上は、技術だけでなく、従業員一人ひとりの意識とスキルにも依存しています。当社では、乗務員をはじめとする全従業員に対して定期的な安全教育・訓練を実施し、有事の際に迅速かつ適切な対応ができる体制を整えています。また、技能認定制度を導入し、高い専門性を持つ人材の育成にも力を入れています。

3. 設備の継続的な更新と点検
老朽化したインフラや車両の更新を計画的に進め、日常的な点検とメンテナンスを徹底しております。さらに、地震や自然災害に備えた耐震補強や緊急停止システムの導入により、大規模災害発生時にも安全を確保する仕組みを構築しています。

4. 乗客と地域への情報提供と連携
駅や車内での案内表示の充実、リアルタイム運行情報の提供に加え、非常時の避難誘導システムを整備しています。さらに、地域住民や自治体との防災訓練を通じて、災害時の迅速な協力体制を強化しています。

5. 安全文化の醸成
「安全は全員の責任」という意識を全社で共有し、日々の業務の中で安全に対するコミュニケーションを重視しています。定期的なリスク評価やフィードバック体制の整備により、潜在的なリスクを洗い出し、未然に防ぐ取り組みを進めています。

北急電鉄は、安全なくして信頼は得られないとの強い信念のもと、技術革新と人材育成を通じてさらなる安全性の向上を目指してまいります。今後も株主・投資家の皆様のご期待にお応えすべく、安全確保に向けた取り組みを強化し続けてまいります。

都市開発事業 ～地域と未来を共に創る～

北急電鉄は、鉄道事業に留まらず、地域社会と共生しながら持続可能な都市づくりに寄与するため、都市開発事業に積極的に取り組んでいます。鉄道網を核とした地域開発は、沿線住民の生活の質を向上させると同時に、地域経済の発展を支援し、鉄道事業と開発事業の相乗効果を生む取り組みとして位置付けられています。

1. 駅周辺の再開発と新しい拠点の創出
北急電鉄は、駅周辺の再開発プロジェクトを推進し、利便性の高い都市空間の創出に注力しています。商業施設、住宅、オフィスの複合的な開発を行うことで、地域住民や訪問者にとって魅力的な拠点を提供し、地域の活性化を促進しています。また、新たな駅の建設と周辺環境整備も計画的に実施しています。

2. スマートシティ構想の推進
未来志向のスマートシティ構想を掲げ、デジタル技術を活用した都市開発を進めています。AIやIoTを活用した交通管理やエネルギー効率化の実現に加え、防災・安全対策を強化し、住民の安心と快適性を実現する持続可能な街づくりを目指しています。

3. 地域資源を活かした観光地開発
鉄道沿線の自然や文化、歴史を活かした観光地の整備を進めています。これにより、地域の観光資源を最大限に引き出し、観光産業の振興と地域経済の発展に貢献しています。特に、観光列車事業との連携による観光拠点の強化が進行中です。

4. 環境との調和を考慮した開発
都市開発において、環境保護を最優先に考えた設計を採用。緑化エリアの整備やエコ建築の導入、地域の生態系への配慮を徹底し、地域と環境が共生できる開発を実現しています。

5. 地域住民との連携と共創
北急電鉄は、都市開発事業を進めるうえで、地域住民の声を重視しています。住民との対話を通じて地域のニーズを反映させ、共に成長できる街づくりを目指しています。また、地元企業や自治体との協力体制を強化し、地域密着型の開発を推進しています。

北急電鉄の都市開発事業は、「鉄道を基盤とした持続可能な社会づくり」を実現する取り組みの一環です。私たちは、地域社会の発展と環境調和型の未来を実現するため、引き続き全力を尽くしてまいります。株主・投資家の皆様には、この挑戦を共有し、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。

社会貢献 ～地域と未来への架け橋として～

北急電鉄は、創業以来「人々の生活と心を結ぶ」という理念のもと、地域社会や社会全体への貢献に積極的に取り組んでまいりました。当社は、鉄道事業を超えて、社会の多様な課題に向き合い、持続可能な発展に寄与する企業としての役割を果たしていきます。

1. 地域社会との共生
北急電鉄は、沿線地域の魅力を活かした地域活性化プロジェクトを推進しています。地元自治体や企業と連携し、地元産品の販促イベントや地域文化を紹介するプログラムを展開。駅舎や車内スペースを利用した地域住民との交流の場を提供し、地域との一体感を醸成しています。

2. 教育支援と次世代育成
未来を担う子どもたちへの教育支援活動に注力しています。地元の小中学生を対象とした鉄道施設見学会や交通安全教室を定期的に開催し、安全意識の向上と職業への関心を育む取り組みを行っています。また、学生割引や支援プログラムを通じて、移動の機会を提供しています。

3. 防災・減災活動
北急電鉄は、沿線地域での防災訓練や避難誘導シミュレーションを地域住民と共に実施しています。特に地震や豪雨といった自然災害に備え、迅速な避難体制の整備と情報提供に努めています。鉄道網の耐震強化も進め、安全・安心な地域づくりに貢献しています。

4. 環境保護活動
地域環境との調和を重視し、植樹活動や沿線の自然保護プロジェクトを積極的に展開。さらに、車両や駅施設の環境負荷低減に取り組むことで、地域の生態系保護と持続可能な社会の実現を目指しています。

5. 包括的な社会支援
北急電鉄は、すべてのお客様に快適な移動体験を提供するため、バリアフリー化や多言語案内の整備に取り組んでいます。また、高齢者向けのサポートサービスや障害をお持ちの方への配慮あるサービスを提供し、誰もが暮らしやすい社会をサポートしています。

6. コミュニティづくりと文化振興
北急電鉄は、地域コミュニティの結束を支援するイベントや取り組みを積極的に実施。ロマンスカーの特別運行や地域イベントへの協力を通じて、地域住民とのつながりを深めるとともに、地域文化の発展に寄与しています。

北急電鉄は、これからも「地域と未来を結ぶ架け橋」としての役割を果たすべく、社会貢献活動を通じて新たな価値を創造し続けます。株主・投資家の皆様には、これらの取り組みを引き続きご支援いただきますようお願い申し上げます。

個人投資家の皆様へ～北急電鉄にご関心をお寄せいただきありがとうございます～

平素より北急電鉄にご関心を寄せていただき、心より御礼申し上げます。当社は、1910年代末期の創業以来、「人々の生活と心を結ぶ」という理念のもと、社会とともに成長してまいりました。都市近郊輸送と共に全国観光鉄道の先駆者として、革新を続ける当社に投資いただくことは、未来をつくる旅への参加でもあると考えています。

北急電鉄はこれまで、周遊列車事業やロマンスカーのブランドを通じ、地域観光産業の活性化と日本観光鉄道の新たな価値創出に貢献してまいりました。また、持続可能な開発目標（SDGs）の達成を目指し、環境保護、地域経済支援、社会的価値の創造に尽力しています。

個人投資家の皆様に向けたメリットと取り組み

- 安定した収益基盤：当社は鉄道事業に加え、都市開発や観光列車事業を展開し、収益の多角化を実現しています。

- 環境と未来への貢献：持続可能な未来を築くため、再生可能エネルギー活用や鉄道技術の革新に取り組んでいます。

- 地域密着型の成長戦略：沿線地域との連携強化を通じて、地域経済との相乗的な発展を目指しています。

当社では、個人投資家の皆様が安心してご支援いただけるよう、情報の透明性を確保し、定期的な報告を行っています。また、より身近に感じていただける取り組みとして、株主優待制度の拡充や北急ロマンスカー・周遊列車「あまつかぜ」の特別乗車体験などを実施しております。

北急電鉄の未来は、個人投資家の皆様とともに築かれるものです。当社は、株主の皆様にとって魅力的な投資対象であり続けるため、革新と挑戦を続けてまいります。引き続き、北急電鉄へのご支援を心よりお願い申し上げます。

2025年  

北急電鉄株式会社  

代表取締役社長 　樋田英明

株価　¥ 1,510.00

発行株数　624,859,874千株

時価総額　¥943,538,409,740円

決算期　3月31日

定期株主総会　6月下旬

株主確定日　期末3月31日　中間9月30日

1単元の株式数　100株

株主名簿管理人　四菱信託銀行

公告の方法　電子公告・東京発行の大和経済新聞

北急電鉄社屋（YONEDENビル時代）

広報ポスター