・3Dプリント信号機のプリント(家庭用光造形3Dプリンタで出力可能。黒レジン使用を推奨)
・2ミリのプラ棒あるいは金属棒
・1ミリの角棒などプラ片
・ゴム系接着剤
・サーフェイサー(黒か灰色お好みで)
・黒の筆塗り塗料
・白の筆塗り塗料
・塗装筆(ちょっと細めのものが良い)
信号機のベースになります。真ん中の四角い穴に2ミリの丸棒を通します。
4灯信号機の前の部分です。
この裏側に少し突起が出ますが無視して取っ払って良いです。DMMで出力したときはこれで光り漏れを押さえてたんですが今回それは出来ないので、取っ払ったほうが楽です。
信号機の裏側になります。信号機の裏にゴム系接着剤で取り付けます。
穴が開いてますが、これは完全ダミー不点灯で仕上げる場合の下ステーを取り付ける穴です。LED仕掛けるときはここにリード線を通したいのですが穴を通すなんて無理なので穴を広げるようにニッパー使って欠き取っちゃってください。
下ステーです。整形後ちょっと取れてしまったのですが、本来なら輪のところが上下二重になります。輪さえあれば組立は問題なく出来ます。
LEDをつけるときにはこれがあるとリード線が出せなくなるので使わないほうがいいと思います。
上ステーです。信号機を柱に固定するときに上から固定します。これは必ず使います。
ただ、ステーで取り付けるのが面倒くさいとかだったら無理せず信号機を2ミリ棒にゴム系接着剤で直接付けても良いです。ちょっとカッコ悪くなりますが見た所バレないと思います。
信号機点検台です。この真ん中に2ミリ棒を通します。前側にスリットがありますがこれはLED点けるときのリード線を逃がすためのものです。2ミリ棒をハメるスリットではないです。
点検台につける手摺りです。サポートから外す時に壊れやすいので慎重に。
信号機点検台に上がるハシゴです。これもサポートから取るのには慎重に。
サポートを取っていきます。
信号機の裏はこうなります。穴と穴の間から後ろに伸びる突起はDMMの時に使ったんですがウチで出力するときには上手く残せないし透けちゃってただ邪魔なので、取っ払ってください。
こうなればOKです。
信号機の裏蓋のサポートの取り方です。サポートが多めにしてありますが、ニッパでザックリ大まかにとって、そのあとパーツに繋がってるとこを取るのがコツです。
こうやってハコだけになればOK。
これがさっき書いた穴です。LED点けるならこの穴をフチ側に拡大する感じで広げた方がやりやすいです。
こうしたいんですね。信号機本体。
点灯させるLEDは1608を使います。もっと小さいのでもできるかもですが1608です。
抵抗は赤の場合はUSB給電の5Vでは1KΩぐらいあげれば程よく光ります。
これやってる時点でファインスケールでは無いんですけどね…ちょっと大きめになります。
こうやって裏から取り付けます。
この信号機、4灯全部使うセンサー切り替え式はDMMで出力しないと光り漏れするのでダメなんですが、赤とか青とか黄色とか黄色二つ、黄色青とかのパターンでつけっぱなしにするという使いかたで使う前提で行きます。
4灯信号の灯火の位置は間違いやすいので注意。青と黄色の位置がAとBで違います。どっちにするか決めておきます。赤だけは変わらないんですけどね。
例で赤をつけることにします。
こうなるように裏からリード線つけたLEDをゴム系接着剤で取り付けます。
信号機の上下に気をつけてください。赤は上から2番目の穴に着けます。
リード線で下の3-4番は塞いで良いです。これが空いてると完成時に光がここから漏れてしまうので。
テスト点灯させて確認。
表から見るとこんなです。
こんな感じに光ればOK。
あとは1番上の穴を埋めます。すき間は空いても筆塗り黒で埋めるので大丈夫ですが、何かで塞いでおいたほうがよいです。
あり合わせの1ミリの角棒で埋めてみました。埋まればなんでも良いのですが裏蓋の中より小さくしないと裏蓋がしまらないので、それだけ注意。
表から見るとこんな感じ。
レンズのパーツはないです。光らせるとどうせ見えないと思ってるので…すみません。
点灯テスト。こんな感じになればOK。
裏蓋をゴム系接着剤でつけます。
リード線は穴広げてあった方を逃げにしてそこから出します。
光らせると盛大に透けます。グレー成形だとこうなりますが、これでもあとで筆で塗装すれば割とごまかせます。そもそも黒のレジンで成形すればもっと良くなると思います。
筆塗りで黒の塗料で塗装します。
ヒサシとか塗るの大変ですががんばってください。最後に塞ぐアナのところに塗料を流して埋めます。
間違えてLEDを塗らないように。
こんな感じになればOKです。
裏も黒く塗ります。遮光考えてです。
最後には裏側は白に塗りますが、その前に黒を塗ります。
ちょっと透けるかもですがその場合は乾くの待って黒をもう一度塗ると良いと思います。
信号機の乾燥を待つ間、ベースとか柱を組み立てます。
2ミリ径のプラ丸棒を55ミリの長さに切ります。
透明棒なのは今これしかウチにないので代用です。白いプラ棒でも良いし、キレイに切れるなら金属棒でも良いと思います。
ベースにこう通します。
ちょっと穴がキツいかもですが通ります。もし無理で破損しそうだったら少しだけ穴を広げても良いです。
点検台をサポートから離したところです。
ちょっと壊れやすいので慎重に。少しずつ取っていきます。ざっくり行くと壊れやすいです。
穴に棒を通す形で取り付けます。高さは下から32ミリぐらいですが、お好みで上下させても大丈夫です。
なおベースと点検台には前後がありますので注意。
ベースは長い方が後ろ、点検台はスリットがあるほうが前になります
ハシゴのサポートを取ります。少しずつ慎重に取ります。あと一部サポートが太いので注意。
こんな形にゴム系接着剤で付けます。
ベースと柱と点検台に先に接着剤つければ割とつけやすいです。
点灯させるので使うのはこの上ステーだけです。下から支えるのはリード線でやりますので気にしなくて良いです。
ステーの輪はこんな感じに棒にはめます。
少し緩いかもですが、これが信号機の高さを決めるので、ゴム系接着剤を少量使って固定します。
下から45ミリの高さで固定しますが、多少前後してもなんとかなります。
ステーには上下があるので注意。
でも間違えてもバレないとは思います。取付にも問題ないし。
手摺りをつけます。サポート取るのはくれぐれも慎重に。
点検台に乗せる感じにゴム系接着剤で取り付ければ柱は完成です。あとはサーフェイサーなどで塗装します。
作業してた間乾かしてた信号機を確認。裏の黒が透けてるのでもう一度黒を筆塗りします。
透けなければここはスルーして次に進んでください。
乾くの待つ間にサーフェイサーで柱を塗ります。黒のサーフェイサー使いましたがグレーでも行けると思います。塗り分けなんかもお好みでいろいろやってみてください。
これで信号機本体と柱の両方が乾燥待ちになりました。しばらく放置して乾かします。
確認すると光らせてもほとんど裏に透けてないようです。
そこで信号機の裏を白く筆で塗ります。
白を塗りました。
裏側だけ白く塗るのですが、失敗すると裏側にはみ出ることがあります。でも修正はこのあとの柱への取り付け後にやった方が良いです。
あと乾燥不十分だと黒と白が混じって汚くなります。良く乾かしてください。
白を塗ったらまた乾かします。
柱を使わないで信号機だけを使う使い方もアリです。実物だと架線柱に取り付けてたりするのもあります。
また信号機を柱1本に1基だけでなく2基3基とつけるのも実物にありますので、応用でやるのもオススメです。
なおリード線はあらかじめこの次の工程の前にこんな感じに曲げると良いです。下ステーを省略するのでこうしてステーの代わりにします。
そしてこう取り付けます。塗装の粗は取り付けたあとに修正でも大丈夫です。
上ステーと信号機の上端を接着、リード線を柱に接着して信号機を支えます。
リード線が暴れやすいので慎重に。
こうなります。
点灯させるとこんな感じ。
あとはリード線を黒く筆で塗って、あと白とか塗装の粗をタッチアップすれば完成です。
でけました。
ちょっと時間かかりました…。
まあ1基ずつでなく複数同時に作ればもっと効率は上がると思います。
実際の信号機も滅多に青にならない信号機が結構あります。そういうのを再現するにはこの信号機は好適なんじゃ無いかと思います。
是非創意工夫のレイアウト作りのお供にお使い下されれば幸いです。