東洋大学経営学部開設50周年を迎えて

東洋大学経営学部は2016(平成28)年に開設50周年を迎えることができました。

ここに至るまで、多くの方々のひとかたならぬご支援を賜りましたお陰であることを衷心より御礼申し上げます。

経営学部はこれまでの50周年という間、時代の歩みとともに、ときには時代を先取りするために、学科改組や新学科開設、カリキュラム改革など絶えず新たな取り組みを行ってまいりました。

経営学部の教育理念、目標は「幅広い視野に立って、経営学諸分野の学習および研究を通じて培った専門的知識と能力を活かし、急速に進展する経済・社会において活躍する“有為な人材”を育成すること」です。その実現のために、本学の建学の精神である「諸学の基礎は哲学にあり」を礎として、自ら発見した課題を自ら解決する「演習教育」を重視してまいりました。また、公認会計士などをはじめとする資格取得支援にも注力し、その成果も広がりつつあります。近年においてはグローバル化の進展のもと、SGU構想の実現に向けて英語教育の改革をおこない、英語能力の向上・顕在化に努めております。

これからの50年先、日本そして世界はどのように変わっていくのでしょうか。「手本や答えのない問い」に対しても、果敢に挑んでいくことができる、確かな実力を持った学生の育成と、今後の経営課題を適確に解決できるような研究能力の向上に、これからも不断の努力で向き合ってまいります。学生の皆様、卒業生の皆様が、東洋大学経営学部で学んだことを誇りに思うことができるよう、今後ともさらに発展を目指して新たな施策に取り組む所存です。

2016年11月

東洋大学経営学部長

長島 広太