【卒業生インタビュー Vol.3】マーケティング学科OB 山下翔悟さん

「自分の可能性を広げるための、幅広いアンテナを」

卒業生インタビュー vol.3

自分の可能性を広げるための、幅広いアンテナを

山下翔悟さん(2012年 マーケティング学科卒業)
勤務先:アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)
http://www.aflac.co.jp/

出身ゼミ:寺畑正英ゼミナール
出身高校:仙台育英学園高等学校

経営学科の学生が卒業生にインタビューし、仕事のやりがい、経営学部での学びの経験、学生への応援メッセージなどを語っていただくこの企画。今回は、アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)にお勤めの山下翔悟さん(2012年マーケティング学科卒)のお話を伺いました。インタビュアーは経営学科2年生の中村雅哉さん、藤村奈央さんです。

一つにとどまらない、やりがいや業務内容の変化が魅力

 ―― どのようなお仕事をされているのですか?

 私が所属しているのは大型法人営業部という部署です。この部署では、『乗合代理店』と呼ばれる、複数の保険会社の商品を扱う代理店を担当することが主な業務となっています。具体的には、『複数の選択肢(商品)の中で、どのようにすれば当社商品を販売できるか』という販売話法を代理店に対して伝える、といった内容です。いかに有用性のある話法を提供できるかが、乗合代理店の中でシェアを獲得することに繋がります。

一方で、昨年まで所属していた大分支社では、主に当社専属代理店を担当していました。専属代理店は当社の商品のみを扱っているため、『どのようにしたらお客様を獲得できるのか』ということを代理店と一緒になって考え、伝えていました。
現在の支社では、『代理店が扱う様々な保険会社の商品の中で、いかにシェアを獲得できるか』を目指し、以前の支社では『どのようにしたらお客様を獲得できるか』といったことを考える、というように営業の手法が異なります。配属される支社ごとに、やりがいや業務内容が異なるところに魅力を感じています。

―― どのようなお仕事をされているのですか?

 私が所属しているのは大型法人営業部という部署です。この部署では、『乗合代理店』と呼ばれる、複数の保険会社の商品を扱う代理店を担当することが主な業務となっています。具体的には、『複数の選択肢(商品)の中で、どのようにすれば当社商品を販売できるか』という販売話法を代理店に対して伝える、といった内容です。いかに有用性のある話法を提供できるかが、乗合代理店の中でシェアを獲得することに繋がります。

一方で、昨年まで所属していた大分支社では、主に当社専属代理店を担当していました。専属代理店は当社の商品のみを扱っているため、『どのようにしたらお客様を獲得できるのか』ということを代理店と一緒になって考え、伝えていました。
現在の支社では、『代理店が扱う様々な保険会社の商品の中で、いかにシェアを獲得できるか』を目指し、以前の支社では『どのようにしたらお客様を獲得できるか』といったことを考える、というように営業の手法が異なります。配属される支社ごとに、やりがいや業務内容が異なるところに魅力を感じています。


――  なぜこの仕事を選んだのですか?

就きたい職業は最初から決まっていたわけではありませんでしたが、就職活動で企業を200社ほど受けていく中で、自分に合った企業、職業を見つけることができました。様々な選択肢から良い選択をするために、説明会などにも積極的に足を運び、直接企業を吟味しました。私もそうでしたが、企業分析や面接をしていく過程で就職したい業界や企業が決まることもあるので、初めから無理にやりたいことを決めなくてもいいと思います。やりたいことを決めないほうが、自分の可能性を広げることに繋がるかもしれません。

 多数の企業を受けた中で当社を選んだ理由は、具体的に挙げると2点あります。まず1点目として、当社ががん保険や医療保険を中心に商品を扱っていることです。これまで、生命保険というものは『人が亡くなった時に、遺族の生活費として役に立つもの』ばかりだと考えていました。しかし、当社が扱うがん保険や医療保険は、『人が病気にかかった時に、今後も生きていくための治療費として役に立つもの』です。当社のブランドプロミスでもありますが、患者様の『生きるを創る』ことができるのは、当社ならではの強みだと考えています。

2点目の理由は、面接での人事部の方の印象が非常に良かったことです。人事部の方には、毎回の面接時に多くのフィードバックをして頂きました。たくさんの企業の面接を受けましたが、面接のフィードバックをその場でして頂ける企業は他になく、この会社であれば入社後も大切にしてくれるのではないかと思いました。この印象は入社後の今でも変わっていません。

学生時代、“スパルタゼミ”で得たもの

―― 勉強のモチベーションを保つためにどのようにすればよいのでしょうか。

 私は、学部でも厳しいことで有名な寺畑ゼミに所属していました。寺畑ゼミでは、洋書を訳しながらディスカッションしたり、複数人でグループを作って論文を完成させたり、自分一人で四万字の卒業論文を作成したりと、とにかく辛かった思い出があります。このような厳しい環境下でも最後までゼミをやり切れたのは、大学生活の集大成とも言える就職活動での成功を意識していたからです。これまでの人生の経験から、『努力すれば必ず報われる』という信念を持っていたため、地道に努力することができたのだと思います。 
ただ、色々なアルバイトや、高校の仲間と野球教室を開催したりもしていましたね。やはり、勉強だけでモチベーションを保つことは難しいので、勉強以外にもやりがいを感じられるものを見つけることも大切です。


―― 東洋大学経営学部の魅力はどのようなところにあるでしょうか。

 科目が豊富にあり、履修登録に自由が利くので、『自分の時間のマネジメントがしやすい』ところです。現在の仕事は、自分でアポイントを取って予定を組み、それを時間通りにこなしていく、ということの繰り返しです。『時間のマネジメントをする』という経験は社会人になってからとても役に立ちました。
 また、授業は経営学に関するものだけでなく、他学部開放科目が設けられています。そのため、様々な科目の授業を履修することができ、色々な分野の知識を身に付けることができたということも、経営学部の良いところだと思います。
ただ、私が最も良いところだと思うのは、2年次から始まるゼミ活動です。ゼミ活動は先ほどもお話ししたとおり、私の大学生活では欠かせないものでした。東洋大学経営学部には、多種多様のゼミが開講されており、自分の興味のあるテーマを選んで履修することができます。他大学とも、『合同ゼミ』という形で積極的に交流をはかっていたので、色々な刺激をもらうことができました。

 私が所属していた寺畑ゼミは、楽しむときは楽しむ、厳しくやるときは厳しくというゼミでした。求められるタスクの量が多く、どのようにしたら時間をうまく捻出できるのかということを常に考えなければなりませんでした。ゼミ以外にもアルバイト等をしていたので、空いている時間を有効に使い、提出物は必ず期日に間に合わせるようにしていました。自分では時間がないと思っていても、意外と無駄な時間はあるものです。このような経験が社会人になった現在も役に立っていて、会社で割り当てられた業務は絶対に期限を超過しないように心がけています。


―― 最後に、メッセージをお願いします。

  私から学生の皆さんにお伝えしたいことは3つあります。1つ目は、興味のないことであっても様々な分野にアンテナを張って欲しいということです。一つのことにとらわれず、色々なことにチャレンジしていくことが、自分の可能性の幅を広げることに繋がります。社会人になると学生ほど時間に余裕はなくなってしまうので、今やりたいと思っていることがあればどんどんチャレンジしてください。

2つ目は、大学とは遊ぶ場ではなく、社会人になるための準備期間の場である、という認識を持って欲しいということです。大学生活の4年間は、自分がなりたい将来像のために努力することのできる最後の期間です。「あの時やっておけば良かった…」という悔いは残さないようにしてくださいね。

3つ目は、どんなに小さなことでもいいので、たくさんの成功体験を積み重ねて欲しいということです。小さな成功体験を積み重ねていくことで、様々な困難を乗り越えるための自信を持つことができます。

 学生時代を振り返ると、色々と大変なことが多かったように思います。皆さんも、今後色々な壁にぶつかると思いますが、『艱難汝を玉にす』の精神で頑張ってください。

―― 本日は貴重なお話を伺うことができ、ありがとうございました。

訪問日:2015年8月11日

〔インタビュアー〕

経営学部経営学科2年 中村雅哉(写真中央)

経営学部経営学科2年 藤村奈央(写真左)

〔写真・書記〕

経営学部経営学科2年 会田勝平