経営学部ゼミ紹介―大原 亨ゼミ

テーマ

経営戦略論

担当: 経営学科/大原 亨(おおはら とおる)准教授

ゼミの概要

 大原ゼミでは、様々な企業の戦略および戦略的行動の分析に取り組みます。具体的には、現実の事例を探索・調査し、考察し、説明し、議論するという一連のプロセスを繰り返し行います。

このプロセスにおける活動の成果と学習の成果を高めるために、当ゼミでは、輪読とグループワークを主な活動として位置づけています。輪読はインプットを主眼としたものです。経営学や経済学、社会学などの様々な分野の書籍(日本語および英語)を題材に、参加者全員がレジュメを提出した上で、ゼミの場で自由に議論します。考える材料を得ること、考える力を培うこと、議論の作法を身につけることが主眼です。

輪読で培われた知見のアウトプットの場がグループワークです。グループワークでは、主に企業分析に取り組みます。毎回異なるテーマを設定し、企業が関わる様々な現象を対象とした事例分析にグループ単位で取り組み、その成果を発表します。

2年次には、これらインプットとアウトプットの活動を通じて、個人としての新たな能力の蓄積に努めることとなります。同時に、特定の上級生との組み合わせであるメンターシップや上級生・同級生との様々な協働の機会を通じて、ゼミという組織の一員としての振る舞い方を身につけます。

3年次には、より高い水準を目指して、インプットとアウトプットの活動に一層取り組みます。その上で、同学年のメンバーたちと共にゼミという組織をどのように運営していくべきか、下級生の指導にいかに取り組むべきかという少し難しい課題にも取り組みます。

4年次には、これまでの経験に基づいて、より広い視点から、個人としての学習やゼミにおける望ましい振る舞いに意識して取り組んでいきます。就職活動などで忙しい時期ではあるものの、輪読や卒業論文の執筆などゼミにおける活動を着実に継続します。

テーマ例

コストコの海外市場参入戦略

映画業界における優良顧客成長戦略

セブンプレミアムに見るPBが及ぼす流通の変化

不利な状況下でのアイスクリーム市場の拡大

証券会社による破壊的技術への対応策/

KUMONによる内部資源と顧客の学習の活用

ワコールの持続的競争優位...etc.