経営学部ゼミ紹介―山口 峰男ゼミ

テーマ

「AI時代のコーポレートレポーティング(企業報告)

担当:会計ファイナンス学科/山口 峰男(やまぐち )准教授

ゼミの概要

 基礎的な文献の読み方と基礎知識の習得から、研究内容のプレゼンテーションや卒業論文の執筆に至るまで、一人一人の充実した3年間(または2年間)をサポートできる場としたいと思います。

初年度の基礎演習Ⅰ(春学期)では、ビジネスパーソンに定評あるコンパクトなテキストブックである金子智朗著 『教養としての「会計」入門』(2023年、日本実業出版社)を輪読し、会計学の基本的な事項を新しい視点でおさらい します。

基礎研修Ⅱ(秋学期)では、私も執筆している滋賀大学・PwC Japan有限責任監査法人編『「AI監査」の基 本と技術−データサイエンティストの活躍』(2024年、中央経済社)という新しい本を用いて、財務諸表監査の基礎を 学びながら関連するAI技術についても学んでいきます。

演習Ⅰ(春学期)では、本年度は前任の先生の演習を踏襲し、財務分析や企業分析を扱います。また、昨今の社会におけるニーズや関心の高まりに応じるため、データサイエンスの初歩についても扱い、伝統的な財務分析、企業分析をより高度に洗練されたものとすることに挑戦します。

なお、基礎演習Ⅰと演習Ⅰについては連続したコマとなりますので、基本的に連続した一体の演習として行いたいと考えております。それぞれ異なった内容となりますので、できるだけ該当学年ではない演習にも出席することを期待します。それが各自の予習、復習の機会につながるだけでなく、「1つのゼミナール」としての一体感を高め、学年の壁を越えた学生同士の交流にもつながるからです。

ゼミとしての課外活動(例えば、社会見学、懇親会、ゼミ合宿など)も積極的にサポートしていきます。 社会見学の行き先としては、白山キャンパスの地の利を活かして東京証券取引所、日本銀行本店、貨幣博物館、 会計事務所など、参加者の希望と聞きながらアレンジします。

テーマ例

新しいゼミですので最初から特定の型にはめることはしません。

 統一テーマ「AI時代のコーポーレートレポーティング(企業報告)」の下、各自が幅広いテーマ設定をされることを期待します。新2年生のみなさんにおかれては、現時点で何も決まっていなくて全く問題ありません。ゼミにおいて仲間と切磋琢磨しながら、自身のテーマについて一緒に考えていきましょう。