経営学部ゼミ紹介―大堀 耕太郎ゼミ
経営学部ゼミ紹介―大堀 耕太郎ゼミ
ゼミの概要
大堀ゼミでは、社会・経済・組織に見られる「複雑で正解のない課題」を、システム全体の構造や関係性に着目して捉え直します。
たとえば、「働きづらさとは何か」「地方のあり方はどう変わるのか」「生成AIは社会に何をもたらすのか」といった問いは、多くの要素が絡み合い、単純な因果関係では説明できません。
こうした“もやもやした問い”に対して、「システムアプローチ」という考え方を活用して、背景にある構造を可視化しながら本質的な課題解決を目指します。
使用する技法は多様で、インタビューやワークショップなどのフィールドワーク技法や生成AIや機械学習といった人工知能技術、さらには、モデリングやシミュレーションなど、対象に応じて使い分けます。
ゼミ生は、自らの関心に基づいた問いを立て、適切な技法を選び、教員のサポートのもとで研究を進めていきます。
企業や自治体と連携し、現場に飛び込んで課題解決に挑む学生もいれば、文献やモデルを通じて思考を深める学生もいます。大切なのは、自分だけの問いを探究する姿勢です。
テーマ例
企業の意思決定や組織づくりの仕組みを読み解く研究、消費者行動やマーケットの動きを探る研究、イノベーションが社会構造にもたらす影響を考える研究、地域課題の構造を分析する研究、さらにはAIなどの技術を活かした政策提言に関する研究など多岐にわたります。
つまり、テーマ設定の出発点は「社会の中の気になること」でかまいません。そこから問いを立て、構造的に掘り下げていくことが、大堀ゼミの研究スタイルです。
詳しくは、大堀耕太郎ゼミのウェブサイトをご覧ください。
https://www.ohori-seminar.net/