04.フラッシング用品を購入

  • これ、何でしょう? と問われても答えられる人はごく少数なのではと思います。
  • フラッシングできるのは陸置きの強みです。ドライブについている海水取り入れ口にこうやって装着して、水道水を流しこみながらエンジンをアイドリングさせます。
  • 「答えは、『エンジンのフラッシングに使うもの』、商品名はYAMAHA水洗キット Volvo用です。」と聞いても、これまた何だかさっぱり、という感じでしょうか。
  • 私のボートのエンジンはVolvo Penta AD31(D)というディーゼルです。ほとんどのディーゼルエンジンがそうだったと記憶していますが、AD31も間接冷却方式、つまりエンジンの冷却は清水で行い、加熱された清水をヒートエクスチェンジャを介して海水で冷やす、という方式になっています。
  • 海水は金属を腐食させるもの。直接冷却方式よりはましですが、間接冷却方式でもエンジン部品が傷むので、このようなフラッシング用品(フラッシャー)を使ってエンジン内に残った海水を追いだしてやるのです。
  • 陸上でエンジンをかけるとなると、失敗すればオーバーヒート。ちょっと不安を感じつつエンジンをスタートさせると...ゴボゴボと音がしてドライブから温かい水が流れてきたので、多分成功なんだろうと思います。
  • どうでもいいんですが、これを人間の顔に装着して水を流したらどうなるだろうかと。子供の頃に掃除機で頬を吸い込んだことがある人は多いはずですから、誰か既に試している可能性は...ないか。
  • 造りはちゃちですが、こんなものでも5600円もします。ボート用品は何でも結構高いなぁ。需要が少ないから仕方ないんでしょうね。