こんにちは、長野大学です。今日は1号館と共に歩んできたヒマラヤ杉の伐採についてお知らせします。長年、学生や教職員、地域の皆様に親しまれてきたヒマラヤ杉が、1号館の解体工事に伴い、その長い役割を終えました。1号館の解体工事も始まり、新たなステージへと進んでいきます。
ヒマラヤ杉は、長い年月にわたり本学のシンボルとしてその姿を保ち、多くの思い出を刻んできました。この木の下で学生たちが語り合い、教職員が一息つく場面も多くありました。その大切なヒマラヤ杉が伐採されることになり、次のステージへと進むことになります。
伐採作業は非常に慎重に行われ、周囲の環境に配慮しながら無事に終了しました。そして、伐採されたヒマラヤ杉は新たな形で生まれ変わります。家具やその他の設備として加工され、新棟で活用する予定です。これにより、長年の思い出と共に新しい空間で新たな役割を担い続けることとなります。
まずは、ヒマラヤ杉の年輪についてお話ししましょう。伐採後に私たちは年輪を数えてみました。その結果、一番大きな木でなんと46年の歴史が刻まれていることが判明しました!この46年間、ヒマラヤ杉は風雪に耐えながら成長し、多くの学生や教職員に愛され、長野大学の一部として共に歩んできました。直径はなんと68cmもあり、壮大な存在感を誇っていました。
この木の下で学生たちが語り合い、教職員が一息つく場面も多く見られました。46年という時間は、単なる数字ではなく、多くの人々の生活と共に過ごしてきた証なのです。
ここでちょっとした豆知識。ヒマラヤ杉は、その名の通りヒマラヤ山脈を原産地とする樹木で、学名は「Cedrus deodara」です。日本では、観賞用や材木用として広く植栽されています。その美しい形と丈夫な木質が特徴で、建材や家具に利用されることが多いです。また、ヒマラヤ杉の木材は耐久性が高く、防虫性にも優れているため、長期間使用できる素材として重宝されています。
ヒマラヤ杉の香りにはリラックス効果があり、アロマテラピーにも利用されています。この木が持つ独特の香りが、大学のキャンパスに心地よい空間を作り出していたのかもしれません。実際に伐採された木の周りはとても良い香りが漂い、その芳香に包まれた瞬間は、まさに癒しのひとときでした。
そしてもう一つ、クヌギの木についてもご紹介します。クヌギの木は、夏になると樹液を出し、その甘い香りにカブトムシやクワガタが集まってきました。職員たちや学生たちは、夏休みになるとこのクヌギの木で昆虫採集を楽しみ、多くの思い出を作ってきました。
この木が持つ自然の魅力は、大学のキャンパスに豊かな生態系をもたらし、学生たちに自然と触れ合う機会を提供してくれました。クヌギの木で採れたカブトムシやクワガタは、多くの子供たちにとって夏の象徴であり、大切な思い出です。
1号館の解体工事も始まり、新たなステージへと進む長野大学。ヒマラヤ杉とクヌギの伐採はその象徴的な一歩です。これから新しい歴史を刻むために、地域社会と共に未来へ向けて更なる発展を目指していきます。