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水・衛生と環境を大きな研究のテーマとしつつ,研究内容は,アフリカ農村のトイレ,スラムの下痢リスク,河川や湖沼の水質,下水道,水と衛生が社会文化に与える影響,災害対応トイレなど多岐にわたります。最近の主な研究課題は,都市スラムの若者との協働による生活環境汚染・下痢リスクの可視化アクションリサーチ,循環型ドライトイレ(エコロジカルサニテーション)の開発・導入実践と長期的受容性,自律・分散型の水・衛生とデジタル・イノベーション,都市の下水・廃棄物に関する物質循環解析,湖沼・河川における糞便由来微生物の由来・影響解析,および水・衛生による健康リスク配分の社会関係です。

研究フィールド,パートナーは多様で,例えば農村やスラムではNGOと連携し,都市部の汚水管理では下水道や水質に関係する民間のメーカーやシンクタンク,開発コンサルタントらと連携しています。

これまでの研究フィールド

  • ベトナム・ハノイ

  • ザンビア・ルサカ都市郊外スラム

  • マラウイ・農村


  • ミャンマー・マンダレー

  • ウガンダ・カンパラ,ビクトリア湖

  • ケニア・農村


  • タイ・バンコク

  • ネパール・カトマンズ

研究費 -> 詳細はResearchmapを参照

(現在実施中のもの)

  • 科研費 基盤研究(B)(一般)「都市スラムでの住民参加型下痢リスク調査に基づく新たなサニテーション・プランニング」,2019-2022年度(代表)

  • JFE21世紀財団 地球環境・地球温暖化防止技術研究「長期利用による劣化を考慮した下水用pHソフトセンサー」,2020-2021年度(代表)

  • ビル&メリンダ・ゲイツ財団 Grand Challenges Explorations(GCE)Round 22 (Innovation for WASH in Urban Settings「Transforming Fecal Sludge Emptying Business」,2019年5月〜2021年10月(代表)

  • 科研費 挑戦的研究(萌芽)「アジア・アフリカの都市下水の全ゲノム解析による多剤耐性大腸菌プロファイリング」,2018-2020年度(代表)

  • 科研費 基盤研究(B)(一般)「半乾燥熱帯アフリカの風土にあった有機物施用指針の策定」,2018-2021年度(分担。代表は京都大学・真常仁)

  • 総合地球環境学研究所 フルリサーチ(FR)「サニテーション価値連鎖の提案-地域のヒトによりそうサニテーションのデザイン-」,2017-2021年度(分担。代表は北海道大学・山内太郎)

(終了分。2010年以降)

  • 科研費 基盤研究(C)(一般)「途上国都市スラムにおける衛生行動の変容促進を目的とした介入方策に関する研究」,2018-2020年度(分担。代表は流通科学大学・酒井彰)

  • 科研費 基盤研究(B)(一般)「主要な病原性細菌の一斉同時定量とスラムの特殊性を考慮した下痢症リスク解析」,2016-2019年度(代表)

  • 科研費 基盤研究(A)(海外学術)「アジア都市における下排水系データベースと物質収支モデルの構築」,2016-2019年度(分担。代表は京都大学・藤井滋穂)

  • 国土交通省下水道部 応用研究「処理場に流入する汚水の原単位を精密・省力的に把握して数学的に最適プロセスを設計する技術の開発」,2018-2019年度(分担。代表はオリジナル設計株式会社・牧瀨統)

  • 国土交通省下水道部 GAIA「地域の汚水組成とその長期変化に応じて最適処理プロセスを設計するための技術」2015-2017年度(分担。代表は北九州市立大学・安井英斉)

  • オプテックス株式会社との共同研究「ベトナム流域水環境管理能力向上のための簡易水質計測技術の適用可能性評価」, 2016-2017年度(代表)

  • 科研費 若手研究(B)「ベトナムにおけるマテリアルフローモデルと連携した水・物質循環モデルの構築」,2013-2016年度(代表)

  • 科研費 基盤研究(B)(海外学術)「ベトナム都市農村連環発展に起因する生活質の変容と社会的脆弱性に関する調査研究」,2013-2015年度(分担。代表は京都大学・小林広英)

  • 科研費 基盤研究(A)(海外学術)「アジア途上国の水衛生環境改善シナリオ作成」,2012-2015年度(分担。代表は京都大学・藤井滋穂)

  • 株式会社クボタとの共同研究「ベトナムにおける腐敗槽汚泥処理に係る現地調査研究」,2013-2014年度(分担。代表は京都大学・藤井滋穂)

  • 科研費 基盤研究(B)(海外学術)「アジア太平洋地域の国々における沿岸コミュニティの災害復興に関する複合領域的研究」,2012-2013年度(分担。代表は京都大学・ニーフアンドレアス)

  • 科研費 挑戦的萌芽「UV 分解を利用した有機フッ素化合物の迅速・簡易測定装置の開発」,2011-2012年度(分担。代表は京都大学・藤井滋穂)

  • 科研費 研究活動スタート支援「ベトナムにおける流域内の都市化に伴う郊外・農村部の栄養塩収支の変容」,2010-2011年度(代表)

  • 環境省循環型社会形成推進科学研究費補助金「アジア地域における液状廃棄物の適正管理のための制約条件の類型化および代替システムの評価」,2009-2011年度(分担。代表は京都大学・藤井滋穂),直接経費43,539千円(分担額:12,300千円)

  • 科研費 基盤研究 (A)「ペルフルオロ化合物の都市環境域内での動態解析と人へのリスク低減シナリオ提案」2008-2011年度(分担。代表は京都大学・藤井滋穂)