原田が編者・執筆者をつとめる「The Sanitation Triangle: Socio-Culture, Health and Materials」がオープン・アクセス出版されました。本書では、サニテーションにおける「健康」，「物質」，「社会・文化」の相互関係を総合的に考察する『サニテーション・トライアングル』という概念と，文化人類学，開発学，健康科学，工学，科学コミュニケーションなど多様な学問分野によるサニテーション・トライアングルに基づく事例研究を紹介しています。

サニテーション・トライアングルの「健康」について，

• Chapter 8. Social Allocation of the Health Risks in Sanitation

• Chapter 9. Participatory Action Research for WASH by Children and Youth in Peri-Urban Communities

サニテーション・トライアングルの「物質」について，

• Chapter 10. Interactions Between Materials and Socio-Culture in Sanitation

• Chapter 12. Acceptability of Urine-Diversion Dry Toilets and Resource Values of Excreta in Rural Societies

を執筆しました。

異なる学問分野間の深い理論的検討と相互対話から，本書はグローバル・サニテーションに関する学際的研究の可能性を探ります。

書名：The Sanitation Triangle: Socio-Culture, Health and Materials

編者：Taro Yamauchi, Seiji Nakao, Hidenori Harada

出版：Springer，2022年

ISBN （ハードカバー）978-981-16-7710-6

ISBN （ソフトカバー）9978-981-16-7713-7

ISBN （eBook）978-981-16-7711-3

DOI: https://doi.org/10.1007/978-981-16-7711-3