2021/12/17 WeeklyゼミでのPPT作成講座

こんにちは。Ryuichiです。

前回のWeeklyゼミでは,発表スライド作りのポイントについて、原田先生からをレクチャー受けました。

  • 視覚的にわかりやすいスライド作り

  • スライド作成前に、発表のストーリー作りを丁寧に

  • スライド作成のテクニック

  • 研究発表で大切な心がけ

などについて説明がありました。

1 slide = 1 messageの原則

研究発表時のマインドセット

特に印象的だったポイント

レクチャーの中で、自分もここ気を付けてるな〜と共感したり、次から実践しようと思ったテクニック・心がけなどがあったのでいくつか紹介します。


  1. 視覚的にわかりやすくスライドを作る

発表者が発した情報のうち聴衆に伝わる情報の9割はスライド資料だそうです。当然、スライドをわかりやすくすることは重要ですよね。スライドをわかりやすくするテクニックとして、フォントサイズの基準、ゴシック体の方が可読性が高い、意味のかたまりで改行し、行間も整えるなど、様々教えてもらいました。

私が特に重要だと感じたのは、1 slide = 1 messageの原則です。研究発表では、伝えたい情報の種類量が多くなり、1枚のスライドにこめるメッセージを一つだけに絞ることは簡単ではありません。例えば研究背景とか方法とかは、情報が多くなりがちだと思います。しかし、だからこそ1 slide = 1 messageの原則を効果的に使えば、例えば研究結果の一番伝えたい部分を聴衆に印象付けることもできるなあ、などと考えながらレクチャーを受けていました。


  1. オーディエンスへの思いやりとマインドセット

もうひとつ印象的だったのは、発表時の心がけです。発表を理解してもらうためには、そもそもオーディエンス(聴衆)に発表を聞いてもらう必要がありますよね?しかし彼らは、長時間の学会で疲れているかもしれないし、空腹かもしれないし、水を飲みたがっているかもしれないし、トイレに行きたいと思っているかもしれない。まあ、私の肌感では、学会のオーディエンスは結構真剣に聞いていて的確な質問をしてくれる方が多い印象ですが、発表に集中しづらいオーディエンスまで想定したわかりやすい発表をすることが大切、ということです。

発表時にもう一つ大切な心がけは、発表者自身が自分の発表に熱意と自信を持って臨むことです。発表に集中しづらいオーディエンスの意識もこちらに向けるためには、目の前で繰り広げられる発表が魅力的であることが重要です。そのためには、発表者自身が楽しそうに発表していることがキーとなるのではないでしょうか。素晴らしい研究成果が得られたんだ!ぜひともオーディエンスに共有しなければ!くらいのマインドセットで発表に臨むことで、熱意と自信に満ちた発表に見えるようになるんじゃないかと思います。


年末や年度末にかけて、いくつか研究発表会や卒修論公聴会があります。Harada labの院生も、公の場での研究発表の機会が何度か巡ってくるでしょう。今回のレクチャーで得たテクニックや心がけを最大限活用して、研究発表スキルを磨き上げていきたいです。