(2021/11/12) 滋賀県立膳所高校で水・衛生問題に関する講義をしました。

2021年11月12日に,滋賀県立膳所高校で約25名の学生に対し,スーパーサイエンスハイスクール事業の一環で水・衛生問題に関する講義をしました。

  • タイトル:開発途上国における水・衛生問題~衛生の価値とは~

  • 講義内容:世界では23億人が基礎的なサニテーション(トイレとし尿の処理)を持っておらず,8.4億人が必要な水を利用できません。世界の水・衛生の何が問題で,なぜその解決が難しいのだろうか。アジア・アフリカでの研究事例を交えながら,特にサニテーション価値に注目して,実態の紹介と解決に向けた取り組みを考える。


参加した生徒からの感想では,「日本のし尿処理に課題があることを初めて知った」「大便と尿をわけ資源を有効的に利用するトイレが印象的だった」「現地の人たちが自分で衛生の価値を考える取り組みが興味深かった」「サニテーションの実現にはハードとソフトの両面が必要だと学んだ」など,今回の講義が身近なトイレや水について考えるきっかけになったとの声が多く見られました。