2025年 第5回活動
ホイットカムのブレーキ調整、エンジン清掃ほか
2025年8月3日
Update : 2025/09/12
2025年8月3日
Update : 2025/09/12
8月3日(日)、毎日暑い日本列島ですが、今回も好天。つまり暑い日の活動となりました。
到着して早速ワーゲンをジャッキアップしているのは、私、信沢あつし。ちょっと来る途中で異音がしたのでジャッキアップをして確認しました。(笑)
今回は、前回分解したシフトロッドの取付と調整。そして、シフトレバーの付け根の確認。その後は、再塗装に向けでのエンジンを中心とした清掃作業。ついでに軸箱にのグリスアップも。気が付いた細々としたところを確認しながらの作業となりました。
前回取外したブレーキロッド類の取付から始まりました。
ロッドを組付けると、左右のロッドのターンバックルを調整して、左右均等にブレーキが効くように調整。
ブレーキ調整が一段落すると、ハンドブレーキの隣に延びているシフトレバーです。レバーの付け根の遊びがあったので、付け根のカバーを外してみました。するとシフトレバー側の溝に刺すピンがダメでした。そこで、寸法を測り、ピンを自作し、ネジも新品を用意することとしました。
会長は地道にボールドウィン磨きを主体に作業をしていました。
午後はホイットカムのエンジンを主体に清掃を行いました。今後塗装をしますので、その準備です。
ここでお昼休みとなりました。
エンジンは「カトウ」こと加藤製作所製の4気筒 5,200ccのガソリンエンジンです。
エンジンのグレート層の下からは濃い緑色。オイルフィラーキャップの黒い塗装の下は、国防色のような緑色が出てきました。
いずれも木曽森林鉄道時代の色ですが、濃い緑色の方が、古い様です。今回、車体色はこの濃い緑色を目指します。
塗装を剥がしていくと各所から過去の色が出てきます。オイルパンは、グレー一色でした。
ただ台枠以外は、色々な機関車からの部品の寄せ集めになっていますので、この機関車の時代のものとは限らないのですが…。
LUNCH TIME
午後は、ファンベルトとファンを外し、プーリーの滑りが悪いので、グリスアップをする準備です。
また、軸受けのグリスアップをしてみましたが、奥まで入っているのかが気になり、実受けの蓋を外して様子を見て、外したついでに直接グリスを注入しました。
これはスターターモーターの取付部。中にリングギアが覗いています。
リングギア、スターターモーター側のギア共に山が欠けるように擦り減っており、現状エンジン最大の問題です。スターターが空回りしてしまうのです。
ただスターターモーター側にも問題があり、こちらを分解修理することで解決する可能性もあります。
これが左写真の裏側。中央の内側がギア上になった筒は、多板クラッチの入るケースです。クラッチは2008年に分解して、一枚一枚磨いて綺麗にしていまして、今回は手を入れなくても大丈夫そうです。
ミッション後部の蓋も開けて、どんな状況かも見てみました。
駆動用のスプロケットは左右に付いていますが、右側は使っておらず、左側のスプロケットからチェーンを介して後車軸を駆動しています。
そんな感じで、細々とした作業をして、午後3時頃に作業を終了。片付けの後にミーティングを行い、午後4時前に解散となったのでした。
この感じの進捗ですと、「100歳祝い」の完成披露は、来年の秋ぐらいになるのでしょうか。