2023年 第2回活動 手作り線路で機関車大入換

2023年5月21
Update : 2023/05/31

Update : 2023/05/31

5月21の線路を仮設しての、ホイットカム製ガソリン機関車(GL)、協三工業製ディーゼル機関車(DL)の入換の模様です。

観る分には、とても楽しい動画です。(笑)

以下の写真と合わせてご覧いただくと、一日の作業の様子が良く分かります。

朝、峠を登る頃は靄がかかり肌寒かったのですが、峠を越えて根利に付く頃には好天となりました。

今年は協三工業DLの再塗装ですが、「何色にするのか」、そして「ナンバーをいくつにするのか」のミーティングとなりました。2007年の塗装修復時点では「43号機」でみな疑わなかったのですが、「48号機ではないか」との話が最近になって出て来たのです。

一人の会員が関連雑誌、資料を持ってきたのですが、結論には至らず。塗装完了の頃にはナンバーが判明するのでしょうか。

もし、そのような情報を持っている方がおりましたら、メールにてお知らせください。

第2回は、協三工業DLの再塗装作業のため、手前のホイットカムGLと運材台車を入替え、協三工業DLを表に出します。

そのために線路を仮設しますので、トロッコに枕木を乗せて運び出しました。

便利ですねトロッコは。重たい枕木を一度に何本も運べるのですから。

会員のユニックを使って、ボールドウィン製蒸気機関車(SL)の前の線路を撤去です。ボールドウィンSLの前方にホイットカムGLと運材台車を退避するためです。

ホイットカムGLの前の線路を斜めにして、ボールドウィンSLの前方に、ホイットカムGLと運材台車を押出しました。

更にもう一本線路を追加し、そこまで移動し、移動に使った線路を一旦撤去します。

線路を撤去したところ、協三工業DLの前方に線路を敷きます。

過去に軌框状にした線路がありますので、それを利用して線路を延ばしていきますが、古いものは2006年頃の物ですので、腐った枕木は交換しながらの敷設作業です。

協三工業DL用の線路を仮設したところでお昼となりました。

今回のお昼は、ほっともっとの「のり弁」または「特のりタル弁当」。高齢の会員は「のり弁」を選んでいるようでした。

木曽森林鉄道のB型客車の台車の脇での昼食も楽しみました。

腐った枕木を交換したりして、いよいよ協三工業DLの移動です。

このDLは、近年は表に出したり、移動はしていませんでしたので、朝のうちはブレーキハンドルが固着して回りませんでしたが、その時に油を注しておいたからでしょうか。移動の時にはクルクルと回るようになっていました。

10tの協三工業DLですので、人力だけではわずかな起伏で止まってしまいます。ユニックについているウインチも使ってDLを表に出しました。

写真は登り勾配で止まってしまって小休止の時で、ボールドウィンSLと久しぶりに並びました。

更に移動して、ホイットカムGLと並べました。

これも今まで見られなかった光景です。しばしの撮影会となりました。

こちらは展示棟の屋根下からみた仮設線路と森林鉄道の車両たちです。

これもなかなか見られないです。

移動した協三工業DLの後ろの線路を斜めに移動して、ホイットカムGLと運材台車の後ろに一旦外していた線路を敷きます。

こんな感じに線路を敷きなおして、運材台車とホイットカムGLを屋根下に戻します。

線路が斜めに接続されているのがいいですね。少々斜めでも、森林鉄道の機関車はタイヤの幅がありますので、意外と大丈夫なんです。

それがまた楽しかったりするのです。

出来上がった線路上で運材台車とホイットカムGLを人力で、屋根下まで押し戻し、入換が完了しました。


屋根下に収まったホイットカムGLの脇から表を見たところです。

協三工業DLは、この位置で再塗装作業の予定です。


機関車の入換が完了し、邪魔な仮設線路を撤去すると、早速再塗装に向けての確認となりました。

今回はキャブ内に重点を置いて修復しますので、キャブ内が何色だったのかを、重なった塗装を剥がして確認したり、キャブ内の椅子などを取り外したりもしました。


次回、第3回より塗装表面を磨くなど、再塗装の準備に入ります。

外観の色は、2007年修復時の青色が明るすぎたため、もっと当時の協三工業製機関車の色に近づけます。

塗装作業は各部を分解して行いますし、分業でしますので、素人の方でも、お子さんでも参加できるところもあります。是非、入会して参加して、実物の機関車に触れて、体感して楽しんでください。会員は、随時募集しています。