仲間の活動のお手伝い

赤沢森林鉄道No.86塗装作業 参加 下塗り編

2022年10月15
Create : 2022/10/
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2022年10月15日の模様を YouTube にアップしています。

木曽森林鉄道の酒井工作所製 86号機の下塗り塗装までの模様です。
赤沢森林鉄道の観光列車、モーターカーたちの姿などの動画も含まれています。
天気が良かったので盛りだくさんで、楽しいかったですよ。

2021年9月22日の、"SAKAI WORKS" 酒井工作所製86号機。屋根やラジエータ下が錆び、表面の塗装がペラペラと剥げています。

上松町観光協会からのメールで、木曽森林鉄道の酒井工作所製の86号機を塗装修復するとのことで、10月10日(日)に赤沢森林鉄道に行き塗装の剥離作業をしましたが、引き続き15日に下塗り作業へ行きました。

10日は一日雨でしたが、今回は朝から好天で、ボールドウィン製蒸気機関車の1号機も車庫から出ていました。午後には暑くてTシャツになるほどで、快適な作業を楽しみました。

前回よりは少し遅く午前4時過ぎに群馬県前橋市を出て、近所でガソリンを入れて赤沢へ向かいました。前回行って前橋の方がガソリンが安いのが分かりましたから。

午前9時過ぎに、木曽福島駅で当会会員1名を拾って赤沢へ。到着しますと、表に出したボールドウィンの脇で、SAKAI-WORKS 86号機の作業をしていました。

到着すると、すぐに作業に合流。今回は当会会員3名でしたが2名は夫婦で5名での参加でした。奥さんの1名の通称「トロッ子」さんは写真担当で、このページの写真は主に彼女の撮影です。もう一人の奥さんはリハビリを兼ねてのハイキング。作業自体は前回同様に3名で参加しました。

午前中の作業は下塗り前の下地の仕上げ作業。前回手が及ばなかった窓枠部や、細かいところの作業が中心となりました。

地元ケーブルTVや新聞等の取材も入っておりまして、途中で子供連れの一般の方も参加していました。告知を見てきたような雰囲気でした。

作業をしている背後では、赤沢森林鉄道の観光列車が走っていきます。天気が良くて、発車時刻が近付くと次々に乗客がやって来て、賑わっているのが、目に毒でした。僕らも乗りたい!!(笑)

午前11時頃、キャブ下のサビて穴が開いたところを確認する私。キャブ内の両サイドに水撒き用の水タンクがあり、その下が腐ってしまったようです。

ボンネットのカバーはもう下塗り準備完了。結構ピカピカになりました。

キャブの開閉可能フロントウィンドーを開けると緑の塗装が!! もしかすると現役時代最後の時の塗装が残っていたのかもしれません。

ところで、86号機はクリーム色だったようですが、最後の頃は淡い緑色だったようで、どちらで塗るのでしょうかね。

作業メンバーは、こんな感じ。当会での活動と比較すると少ないので、作業の進行が遅いですが、そこはできるだけ良い仕事を心がけて、地道に、マイペースで作業は進みました。

さて、根利でもお馴染みのB型客車。木曽森林鉄道時代に使用され、その後の観光鉄道である赤沢森林鉄道でも使用され、新造車が登場すると、台車を外され列車の待合室になったようです。

ここで当時のままの車内を楽しみつつ、昼食をいただきました。

昼休み後、キャブ下のサビて穴が開いたところを、用意されていたエポキシパテを詰めてみました。本来は腐った部分を四角く切り除き、新しい鉄板を溶接するのでしょうが。まあ、今のところ展示のみですので。

さて、このパテは上手くいくのでしょうか。

車庫内、森林鉄道記念館ではボンネットの塗装中。王滝村から来たという子供たちも参加しておりました。

この子たちは、塗装をしたご褒美なのか、モーターカーに乗せてもらっていたようです。私も、ご褒美が欲しかった。

大人たちもボンネットの塗装。なんか取材に来ていた人も、途中からシャツになって手伝っていたとか。

なかなか平和なイベント(!?)なのでした。

突然走り出したモーターカーのNo.5。子供たちを乗せていました。乗ることもできず、写真を撮る暇もなく…。

モーターカーのNo.5も車庫から出してエンジン始動を試みるも掛からず。残念ではありますが、私たちもホイットカムのエンジンが掛からないので、ちょっとホッとしました。(笑)

午後2時半近く、元国鉄の機関士さんがブロワーでゴミ、埃を飛ばして、いよいよ下塗り塗装に入ります。

この方、色々と話してくれて面白いのですが、私の話しにのってこないんですよね。そして、話すだけ話すと、どこかへ行ってしまう。良い方です。

下塗りが始まりました。さて、私も参加しようかと、もたもたしていると「もう、遠いから帰ってください」などという声。気付けば午後3時を回っていました。

横浜と群馬から車で来た会員は帰路に着きましたが、1名はどこかで泊まるとのことで残って下塗りを続けたようです。

恐らく、やっと粗方の下塗りが終わった程度でしょう。まだまだ仕上がるまでには日数が必要です。

もし、また機会があって、行けるのであれば、手伝いに行って、仕上がった姿を見たいと思うのでした。

「よみがえれボールドウィン実行委員会」ですから、ボールドウィンのある赤沢でも活動をしても良いのかな~。そしたら楽しいな~。

2022年10月15日、女性陣も大活躍なのでした。