2024年 第2回活動

展示用線路の延長など

2024年5月19日 於:林業機械化センター 展示棟「親機館」
Update : 2024/05/24

第2回の作業の模様をYoutube動画にしました。

古枕木を外したり、レールを曲げたり、まあ、そこそこ楽しいです。

Update:2024/06/04 18:13

第1回は根利森林鉄道遺構を訪ねて林道で山に入りましたが、今回、第2回からは群馬県沼田市根利の「林業機械化センター」の「親機館」での森林鉄道車両の修復、保存活動です。

とりあえず今回は親機館脇で保存している協三工業製ディーゼル機関車前の線路の延長です。

昨年も協三DL前の線路を延長し、修復活動を行いましたが、今年からは協三DLとホイットカム社製ガソリン機関車も修復活動に入ります。

まずは延長用の「軌框」状の線路の移動です。

延長用の軌框は、会が始まった頃に造り出して使っているので、古いものは18年が経過します。

時折、悪くなった枕木を交換しながら使ってきていますが、いよいよダメな枕木が増えてきたので、思い切って古いものは交換です。

そこで、在庫枕木から程度の良いものと、捨てるものを選別。

敷地の片隅に積んであった軌框を表に広げて古い枕木の取外し作業。古い枕木はハンマーで叩くと、グズグズに崩れて外れます。

使っていた犬釘は再利用のため丁寧に抜いて集めておきました。

線路を線形に並べて、ターンテーブル用の穴を掘っています…とは大嘘ですが、たまたま並べた軌框と、たまたま堀り出した穴が、まさにターンテーブルのように見えるのでした。

今まで軌框を置いていましたが、隣の敷地にアスファルトを敷いてあるため高低差があり、そこに繋げるために斜面にしてありました。ただ、この斜面の勾配が車両移動の際のネックになっておりましたので、今回はその斜面を削り、水平を出しての線路延長です。

軌框のレールは、その時々の都合で曲げられていましたので、レールベンダーを使って、直線になるように一部修正しました。

上の写真の真ん中の軌框の左のレールが修正したもの。右は修正中。軽く円弧を描いています。

傾斜を削ったところに枕木を並べて、レールを置いて、線路の敷設作業。

協三が載っている線路は9kg/mレールでしたので、ここも9kg/mです。レールを置いてみたら少し曲がっていたので、こちらもレールベンダーで修正して犬釘を打ちました。

水平は、スマフォの水準器ソフトを利用しました。意外と使えます。

最後に余った土で埋めて、車等が入りやすいようにしました。

協三DL前に延長された線路。ここまで車両を出せば、とりあえず修復作業が出来そうです。そして、水平になったので車両の移動が楽になったはずです。なんせ人力で10tの機関車を押すのですから。

意外と奇麗に仕上がったので、隣のボールドウィンの線路も同様に延長しておきたいですね。

朝10時から作業して、午後3時半で作業終了。

散らかしていた軌框をまとめて積んで、午後4時に完了して解散となりました。

次回以降は、昨年塗装修復した協三DLの残作業と、ホイットカムの修復作業の開始ということになるでしょうか。

次回は6月2日。6月は16日も活動予定です。興味ある方は、遊びに来てください。手の空いている会員が車両群を含む林業機械を案内します。