2023年 第5回活動 協三DL高圧洗浄
根利森林鉄道跡を歩く
2023年8月6日
Update : 2023/08/20
朝から関東平野は怪しい雲がモクモクと湧き上がる天気。到着した根利時の根利は曇っていましたが、間もなく晴れて、今回も暑い中での作業となりました。
今回、第5回は協三工業製10tディーゼル機関車の高圧洗浄と窓枠の修復と塗装。
更には10月22日開催予定の第10回根利森林鉄道まつり、11月3日、4日の林鉄サミットに向けてのミーティングも昼過ぎに行いました。
先ずは、大工さんの会員が修復してきた協三DLのフロント窓枠の仮組をして確認。
その後、取付穴などの加工をしました。
並行して、高圧洗浄の準備をして、協三DLの剥離した塗装の破片などを洗浄しました。
これが良い感じで、キャブ床下の錆びなど手の入らないところの錆び落としや、台枠部分の浮いていた塗装の剥離が出来ました。
天気が良く、高圧洗浄の水しぶきが爽快でした!!
高圧洗浄で洗い流される、キャブ床下の汚れや浮いた塗装。
昼食後は根利森林鉄道まつりと林鉄サミットの件でミーティング。
今回のまつりは、協三DLの塗装完了披露と近隣の根利森林鉄道遺構、旧街道の根利道の案内も考えています。
ミーティング後には、3名で案内をする森林鉄道遺構、旧根利道を歩きました。
下の写真が原木が集められた土場になります。現在は数件の官舎が建っています。
上の写真が根利の貯木場、土場の跡です。写真中央の下って行く道と、登っていく道の中間に根利森林鉄道は水平に伸び、荷下ろし場になっていました。
根利の土場跡から少し下流部。昭和22年のカスリーン台風で廃線となった区間です。
下の写真の道路脇、柵の右手山沿いがほぼ根利森林鉄道跡です。道路部分は森林鉄道時代は根利川に洗われた崖でした。
右の写真が軌道跡の先に残る素掘りのトンネルです。根利川に山がせり出したところはトンネルで抜けていました。古い地図を見ると、森林鉄道が出来る以前から、ここには根利道のトンネルがあったようです。
素掘りのトンネルの手前辺りから、旧街道の根利道方向へ下ります。
下の写真の辺りは元々は根利川が大きく蛇行していたところをカスリーン台風で流れ出した土砂を利用して埋め立てた場所と思われます。川は護岸工事がされ、流れを真っ直ぐに変えられています。
左の写真には大きな岩がゴロゴロとしています。台風で崩れた岩と土砂を盛ったと思われます。
現在の林道は森林鉄道跡を拡幅していますが、根利川と挟まれた平地に旧根利道が残っています。
根利道の根利宿。最近看板を降ろしてしまいましたが二軒の旅館の建物が残り、旅籠の面影を残します。
機械化センター入口の橋の手前から根利道は沢を辿って山側に入り、下田沢方向へ続いていました。
片付けを始めようとした午後4時頃。突然の豪雨となりました。雨は15分ほどで止みましたが汗で濡れていたシャツは、雨にも濡れてビショビショになってしまいました。
豪雨のあと、今回もスイカをいただき、片付けをして解散となりました。
豪雨のあと、片付けをして、協三DLはブルーシートで包みました。
次回活動は9月10日の予定です。