2021.12.10|FRI
2021年度中国研修フェア:オンラインツアーの実施について
中国上海オンラインツアー~テクノロジーの社会実装による日常生活の変化を知ろう~を開催いたしました。
経済学部では毎年中国研修を実施しておりましたが、コロナウイルスの影響により昨年度から中止となっておりました。そのため、今年度は中国研修フェアと称し、オンラインツアー・オンライン講義・オンライン学生交流を実施いたしました。
11/13に経済学部主催で中国上海オンラインツアー~テクノロジーの社会実装による日常生活の変化を知ろう~を株式会社エイチ・アイ・エス様にご協力いただき、開催いたしました。
オンラインツアーではZoomを使って上海の街歩き中継が行われました。3つのパートに分けて中国のテクノロジーを学びました。
まず1つ目のパートでは、上海の街並みを歩きながら、エイチ・アイ・エス上海支店の近くの飲食店を紹介し、実際にキャッシュレス決済などを行っていただきました。また、中国のコロナアプリをご紹介いただきました。建物に入る際などは必ずアプリを見せる必要があることや、日本とは異なって全員がアプリを持っていることに、学生の皆さんも驚いていました。
エイチ・アイ・エス上海支店近くのLAWSONです。
キャッシュレス決済方法がたくさんあることがわかります。
2つ目のパートでは、タクシーを呼べるアプリやロボットレストランをご紹介いただきました。実際にアプリを使用して、タクシーを呼んでいただきました。日本よりもタクシーアプリが浸透しているため、流しのタクシーがほとんどおらず捕まらないという、日本と異なる事情を学ぶことができました。また、フロアスタッフがいないロボットレストランもご紹介いただき、ロボットが商品を運んでくる様子などを見ることができました。
タクシー車内の様子
レンタサイクルもありました。
ロボットレストランの外観
回転寿司のように運ばれます。
最後のパートでは、アプリで注文して30分以内で届けてくれるニューリテールスーパー「盒馬鮮生」から中継を行いました。アプリで注文を受けてから素早く発送できるように、スーパーの天井には商品を運ぶためのレールがありました。こちらのスーパーでは、生け簀にいる魚を買うことができ、新鮮なものを手に入れることができます。そして、その場で調理をしてもらって食べることもできます。中国では、新鮮なものを信頼して買うことができるお店が珍しいということでした。他にも、日本のお酒やお菓子なども売っていました。さらに、このスーパーでは顔認証で決済をすることができます。顔認証決済には学生のみなさんも興味津々で、Zoomのコメント欄に多くの質問が寄せられました。
盒馬鮮生の外観
盒馬鮮生の店内
商品を運ぶためのレール
その場で調理してもらい、食べられます。
日本の製品も販売されています。
日本の製品を販売する際は、中国語表記の商品表示が必要です
今回のオンラインツアーで、中国のテクノロジーの進歩や日本との違いを学ぶことができました。最後に、オンラインツアーを通して、「中国で社会実装されているテクノロジーを日本ではどのように活かしたらよいか、日本にも同様のテクノロジーを導入する場合にはどのような点に考慮が必要か」というテーマでグループワークを行いました。どのグループでも活発に議論が行われ、学びを深めることができました。
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