09.モバイル技術活用と基幹業務
モバイル技術の活用
(P.296)
・モバイル個別技術
位置情報技術
画像伝送技術
ローカルインタフェース技術
M2Mセンサ技術
モバイル端末
(P.296)
・モバイル共通技術
セキュリティ対策技術
情報通信端末内臓センサ技術
無線アクセス技術
(P.297-299)
・位置情報技術(GPS)
輸配送・交通分野:ルート案内、緊急搬送など
サービス情報提供分野:観光スポット情報、店舗案内など
現場作業分野:工事・災害現場での位置情報と写真撮影日時との組み合わせなど
(P.299-302)
・画像伝送技術
災害・事故現場での活用:ICタグのメモリに医療情報を格納、スマートフォンでの診療支援
医療における活用:3DCG動画での症状・治療説明
(P.302-304)
・ローカルインタフェース技術
Bloetooth:スマートフォンとカーナビとの地図情報連携
無線LAN:バーコードリーダーとモバイルプリンタとの連携
NFC(Near Field Communication):トリアージの患者情報、チケットレス搭乗
IrDA(赤外線):エレベータの稼動情報
QRコード:ガスメータ検針
(P.304-306)
・M2M・センサ技術
輸配送・交通分野:トラック運行情報
在宅医療・高齢者介護支援分野:センサ、カメラを使った遠隔医療・支援
エネルギー分野:電気使用量検針、停電時の対応
(P.306-309)
・モバイル端末の活用
オフィス業務での活用:内線電話システム連携、ペーパーレス会議
現場業務での活用:現場業務の情報共有、医療・介護の情報共有
教育での活用:スマートフォン動画での研修コンテンツ
情報提供としての活用:ルート案内、BCP情報提供
基本的な業務プロセス
(P.310)
・メーカから消費者に商品が渡されるまでの一連の流れを( ① )という。
この流れを最適化することを( ② )という。
( ② )の要素には、( ③ )( ④ )( ⑤ )の3つがある。
①サプライチェーン
②SCM(Supply Chain Management)
③生産
④販売
⑤在庫
(P.311)
在庫について
・企業は、在庫をできるだけ少なくし、かつ機会損失を防ぐ努力が必要。
・在庫評価指標(7つ)
( ① ):商品種類別の在庫の数量を表す。
( ② ):商品別の在庫金額を表す。
( ③ ):全ての商品トータルの在庫数量を表す。
( ④ ):全ての商品トータルの在庫金額を表す。
( ⑤ ):「年間(または月間)出荷量÷在庫数量」で求められ、その値が大きいほどよく売れていることを示す。
( ⑥ ):「年間(または月間)出荷金額÷在庫金額」で求められ、その値が大きいほどよく売れていることを示す。
商品別在庫回転率:商品の売れ行きを判断する。
倉庫別在庫回転率:その倉庫の在庫が最適か判断する。
( ⑦ ):在庫回転率の逆数であり、その値が小さいほど在庫期間が短いことを示す。
在庫の滞留期間を示すので、回転率より直感的に理解しやすい。
①商品別在庫数量
②商品別在庫高
③全商品在庫数量
④全商品在庫高
⑤数量ベース在庫回転率
⑥金額ベース在庫回転率
⑦在庫回転期間
(P.312)
・SCM各段階での在庫最適化を行うための指標(5つ)
( ① ):作業を依頼してから完了するまでの期間
( ② ):生産を依頼してから完了するまでの期間
( ③ ):商品を発注してから入荷するまでの期間
( ④ ):輸送を開始してから到着するまでの期間
( ⑤ ):②~④のリードタイムを合計した期間
①リードタイム
②生産リードタイム
③発注リードタイム
④物流リードタイム
⑤調達リードタイム
・在庫パターン(2つ)
( ① ):回転率が社内規定以上で正常に回っている在庫。
( ② ):回転率が社内規定を下回り、販売できる見込みの無い在庫。
①健全在庫
②不動(不良)在庫
・生産方式(4つ)
( ① ):自社仕様の商品を自社で需要予測を行い、あらかじめ生産しておいた在庫を、発注者へ納入する方式。
→在庫が適正か否かは、需要予測の精度にかかってしまう。
( ② ):自社仕様の商品、または消費者側の仕様の商品を、受注してから生産し納入する方式。
→在庫は不要だが、リードタイムが伸びてしまう。
( ③ ):受注生産の一種であり、受注してから最終商品を生産する方式。
→消費者のニーズの多様化に応えられ、完成品在庫が不要である。
( ④ ):BTOの一種であり、製品メニューの中から顧客が仕様を決め、それに合わせて部品在庫から製品を組み立てて出荷する方式。
→注文内容に応じて製品仕様を変更して生産でき、完成品在庫が不要である。
①見込生産
②受注生産
③BTO(Build to Order)
④CTO(Configuration to Order)
(P.313-314)
・在庫最適化の手法(5つ)挙げよ
( ① ):売れ筋・死に筋商品の情報に対する感度と情報をキャッチしたあとの業務処理スピードを上げる必要がある。
( ② ):商品の需要を短期的、あるいは長期的に予想する。
※過去の一定期間の需要の平均値に基づいて予測する移動平均法と需要の変動を指数関数の近似式で表し、
それに基づいて予測する指数平滑法がある。
( ③ ):完成品を在庫として持つ必要がない
( ④ ):商品メーカから消費者に直接販売を行う。卸業、小売業を介さないので、それぞれの商品在庫が不要になる。
( ⑤ ):ベンダ(納入業者)が自社の在庫を発注者の倉庫に置いておき、発注者がその在庫を使用した時点で、
正式な注文とする、共同在庫管理
①リードタイムの短縮
②見込生産時の需要予測精度の向上
③受注生産対応
④ダイレクト販売
⑤ベンダ管理在庫方式
(P.315-317)
・アウトソーシングにより間接業務を委託することで社内の( ① )や( ② )などを下げることと
社内の経営資源を( ③ )に集中するができる。
①人件費
②設備費
③コアビジネス
・営業・セールス業務のアウトソーシング(2つ)
( ① ):派遣会社から熟練した営業スタッフを受け入れ、自社では営業支援や販売管理に注力。
( ② ):マーケティング業務の一部としてWebサイトを構築し、マーケティングに活用する業務を専門の会社に委託する。
①営業スタッフの派遣
②Webマーケティング業務
・情報システムのアウトソーシング(2つ)
( ① ):コスト削減のみならず、災害対策や情報セキュリティの確保としても利用できる。
( ② ):レンタルソフト業者が、データセンタでアプリケーションを一括稼動し、ユーザ企業はインターネットを通じて、
有料でその機能を利用する仕組み
①構築・運用業務
②ASP/SaaS(Application Service Provider/Software as a Service)
・物流業務・物流部門のアウトソーシング
倉庫管理、在庫管理、配送計画などの物流部門の機能を一括して専門業者に委託する( ① )が行われている。
①3PL(3rd Party Logistics)
・EC(Electronic Commerce)は、( ① )ともいい、企業の業務処理コストの大幅な削減が期待できる。
①電子商取引
(P.318-320)
・顧客対応の質と速度の向上の仕組み(2つ)
( ① ):情報システムを活用して企業が顧客と良好な関係を築く手法
( ② ):情報システムを駆使して、営業活動を支援し効率化すること
①顧客管理(CRM:Customer Relationship Management)
②営業支援システム(SFA:Sales Force Automation)
(P.321)
・情報知識の共有化
( ① ):情報共有ツール、最近はクラウドが普及
( ② ):Web会議、オンラインストレージサービス
①グループウェア
②Webアプリ