(1) キャップ、フロア、カラー
・ 金利キャップ(cap): 将来ある期間において、指標となる変動金利があらかじめ定められた契約金利を上回った場合、その差の金利支払分を売り手から買い手に支払う契約。
・ LIBOR
・ 金利フロア(floor): 将来のある期間において、指標となる変動金利があらかじめ定められた契約金利を下回った場合に、その差の金利支払分を売り手から買い手に支払う契約。
・ 金利カラー(collar): 将来のある期間において、上限金利と下限金利をあらかじめ定め、指標となる変動金利が上限金利を上回る場合にはその差の金利分を売り手から買い手に支払い、下限金利を下回る場合にはその差の金利分を買い手から売り手に支払う契約。
(2) キャブレットとフロアレット
・ キャプレット(caplet): キャップを構成するN個のコール・オプションのこと。
・ フロアレット(floorlet): フロアを構成するN個のプット・オプションのこと。
(3) キャップとフロアの価値評価
(1) スワップションとは
・ スワップション: 金利スワップを原資産とするオプション。
・ ペイヤーズ・スワップション: 原資産である金利スワップが固定金利支払であるものの、固定金利を支払う金利スワップに対応するもの。
・ レシーバーズ・スワップション: 原資産である金利スワップが固定金利受取りであるものの、固定金利を受取る金利スワップに対応するもの。
(2) スワップションの価値評価
(1) コーラブル債・プッタブル債
・ コーラブル債: 一定の条件の下あらかじめ定められた価格で、それを買い戻す権利を発行者に与えた債券である。
・ プッタブル債: コーラブル債とは逆に、一定の条件の下あらかじめ定められた価格で、発行者にそれを買わせることができる権利を購入者に与えた債券である。
(2) 期限前償還(プリペイメント)
・ バーンアウト効果(burn out): 一度金利が下がり借換えによる期限前償還が起きた後、金利がいったん上昇して再び金利が下がっても、以前ほどの規模では期限前償還は起きない傾向があること。
(3) デフォルト
・ デフォルト(default): 債務不履行
(4) シンセティック型の債券(CAT債、シンセティックCDO)
(1) 債券先物オプション
・ 長期国債先物
・ 中期国債先物
・ アメリカン・オプション
(2) 通貨オプション
・ 通貨オプション: 将来の期日に、あらかじめ定められたレート(比率)で、異なる通貨の交換を行う権利である。
>第4章 株価指数先物の投資戦略への応用(証券アナリスト2次レベル)
Contents > 2sp.証券分析とポートフォリオ・マネジメント(証券アナリスト2次レベル) > 第4回 デリバティブと投資戦略(証券アナリスト2次レベル) >
Keyword: デリバティブと投資戦略 証券アナリスト 2次 デリバティブ