・ 理論から実践へ
・ 部分から全体へ
・ 第1次レベルから第2次レベルへ
1 ポートロフォリオ・マネジメントの3層構造
・ ポートフォリオの定義:「複数の資産を組み合わせてできあがった全体」のこと
・ 実務的には、3つのレベルでポートフォリオを管理することが多い
1 アセット・ミックス:
2 マネジャー・ミックス:
3 個別証券ポートフォリオ:
・ 図表1-1 ポートフォリオ・マネジメントの3層構造
2 リスクとリターンのマネジメント
(1) ポートフォリオ・リスク・マネジメント
・ ポートフォリオ・マネジメントの基本原理の一つが、「分散投資によるリスク削減」
・ ポートフォリオ・マネジメントで管理する対象は、「ポートフォリオ全体のリスクリターン」、とくに「リスク」
・ リスクを「管理する」というのは、「意図したリスクをとり、意図しないリスクをとらない」であり、
リスクを「削減する」と同義ではない。
・ リスクには、「リターンを伴うもの」と「リターンを伴わないもの」がある。
・ リスクを大別すると、
→ システマティック・リスク(市場リスク)
→ 非システマティック・リスク(固有リスク):分散投資によって限りなくゼロに近づけれられる。
・ ポートフォリオ・マネジメントの目標:「ポートフォリオのシステマティック・リスクを管理することによってリターンを獲得しつつ、一方では非システマティック・リスクを限りなく削減すること」
・ システマティック・リスクとは:「市場に存在するすべての個別銘柄のリターンに、多かれ少なかれ何らかの影響を及ぼすような、経済全体に起因するリスク」である。
(2) マネジメントの付加価値とベンチマーク
・ マネジメントの付加価値: マネジメントされていない場合とされている場合の差
・ インデックス: 日経平均株価やTOPIXなど。
・ ベンチマーク: 目的によって、選んだ、インデックス、と言える。
(3) PDSAマネジメント・プロセス
・ PDSAのサイクルは、一般に「マネジメント・サイクル」と呼ばれる。※1950年に品質管理の手法を提唱した「エドワード・デミング博士」にその起源があるといわれている。
3 本テキストの構成
・ 第1章: ポートフォリオ・マネジメント
・ 第2章: アセット・アロケーション
・ 第3章: マネジャー・ストラクチャー
・ 第4章: 資産クラス内の個別証券ポートフォリオ
・ 第5章: パフォーマンスの測定と評価手法
>第2章 アセット・アロケーション(証券アナリスト1次レベル)
Contents > 1sp.証券分析とポートフォリオ・マネジメント(1次レベル) > 第9回 ポートフォリオ・マネジメント・プロセス(証券アナリスト1次レベル) >