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Q: どんな市場を狙うべきか?


A:第三派でしょう!

第一波の喫茶店。コーヒーと引きかえに街に居場所を確保。第二波のエスプレッソ系飲料とカフェ文化。コーヒーの楽しみ方が多様化したとともに○○カフェという形で雰囲気を楽しむ。そして第三派のシングルオリジン。コーヒーの産地と品種を楽しむ。コーヒーそのものに目が向きだした。

日本の誇る缶コーヒーは,コーヒー牛乳を自販機でも買えるものにして普及した。中食需要の第二波は,ミルクたっぷりのラテの提供を可能にしたチルドカップ。第三派はまだまだかもしれないけれど,コンビニコーヒーが助走となっているのでは?

日本は高度経済成長期,インスタントコーヒーにクリーミングパウダーと砂糖をたっぷり入れて飲むコーヒーが普及。その後,「おいしさ」「手軽さ」「安さ」を求めて多様化。手軽に淹れられるレギュラーコーヒー,もうちょっとおしいインスタントコーヒー。第二波は,おうちラテを促し,家庭にエスプレッソマシンやインスタントのカフェラテを持ち込んだ。第三波は,自宅で豆の個性を引き出すハンドドリップを極める人,自宅でせっせと焙煎する人を出現させた。

第三波需要は,規模は小さいが成長性は高い。しかし,それ以上に,個性が評価されれば小規模産地にも勝機があることろが最大の魅力。沖縄が狙うのはそこしかないでしょう。