ロースタリーさん達

トラベリングコーヒー

コーヒー素人の私が,サードウエーブってなんや? いっぺん行ってみようかとか言って,最初に訪れたお店。

京都の繁華街・木屋町にあった旧立誠小学校「立誠ガーデン ヒューリック京都」にあるコーヒースタンド。コーヒーを淹れておられるおじさんが一人。牧野さんといって,肩書はよく存じ上げておりませんが,京都のコーヒーを知り尽くした方なんだとか。

これから回ってみようと思うロースタリーの話をしたらほぼすべてご存じ。店主はどんな人か,どんな焙煎機を使っているかまで。お店では,京都の独立系ロースタリーの豆を揃えてドリップして提供されています。

これって画期的なことで,お客さんとしては,京都のコーヒーシーンを効率よく知ることのできるお店であるわけですが,一方で,コーヒーの振興を考える立場からは,京都のコーヒーのこれからを担うロースタリーのネットワークのハブになっているということでもあります。

牧野さんは気さくな方で,ふらりと立ち寄ったコーヒーの味もわからない私にも,いろんな話をしてくださいました。聞きかじったばかりのダブルフォーメンテーションに話が及んだら,「いま自分でやってみているんだ」と驚きの発言。好奇心もすごい。

牧野さんとお会いして,京都と沖縄とのコラボの発想が生まれました。この人は絶対おさえておかないといけない人のようです。

2022年8月,京都三名水の染井(そめい)のある梨木神社境内にCoffee Base NASHINOKI というコーヒースタンドをオープンさせられたとか。行ってみなければ...

2021年6月訪問

KURASU Kyoto Ebisugawa

京都で家具屋さんが立ち並ぶ夷川通りに,おじさんが入るにはちょっと躊躇するおしゃれなお店が。KURASU Kyoto (くらす・きょうと)さん。焙煎所は,現在別の場所(西陣)にあるそうで,焙煎機はオランダのギーセン社(6kg)にアメリカのローリング社(35kg)の焙煎機を加えたとのこと。

いろいろなコーヒーが楽しめますが,ここはやはり流行の浅煎りでしょう。浅煎りのドリップは,やはりスプーンでかき混ぜるんだ。酸味の効いたジュースみたいなコーヒー... 日本の喫茶店で主流の深煎りとは対極

北欧なんかはこういうのが好まれるそうだけど,ルーツはオーストラリアの体験にあるそうな。ミニマリストやローカル,個性など,Z世代のキーワードが似合うお店です。こちらも独立系ロースタリーのネットワークを大事にされているようで,かつての職人気質の世代から見たら,若い世代には見習うことが多いです。

2021年6月訪問

IOLITE -Coffee Roasters-

同業者さんに評判のよかったアイオーライトさんに行ってきました。入口に小ぶりの焙煎機が据えてあるこじんまりしたお店で,ご夫婦でやっておられる模様。

素人にも,コーヒーの特徴を丁寧に説明して,好みにあったコーヒーを提供しようという気持ちが伝わりました。浅煎り流行の中,中深煎りのグアテマラがラインナップされてあり,これを所望。すっきりしていいバランス。

土鍋焙煎やってるんですよ,と焙煎についていろいろ聞いてみました。多分どうでもよい,あるいはどうしようもない質問にも詳しく答えていただいて,たいへん勉強になりました。焙煎機が小型なので,じっくり時間をかけて焙煎されているとのこと。換気は開放気味で煙被りを避けているそうです。

当日,結構な雨でしたが,お客さんは絶えることなく,次々にみえてました。

2021年11月訪問

Coyote

COYOTE(コヨーテ)に行ってきました。

京都駅近くのキャンパスプラザ京都の1F。

エルサルバドルの豆を扱っています。

なんでエルサルバドルかというと,オーナーがJICAで入っていたからだそうです。つまりJICAでコーヒーを振興した農家からそのまま仕入れているということのようです。

エルサルバドルも古くからのコーヒー輸出国ですが,こちらのはJICAが支援した振興の産地で小規模農家による豆のようです。小規模産地の個性的な豆を消費地のロースタリーが販売を引き継ぐという形になっています。これを沖縄の豆についてもやりたいのです...

焙煎は,KURASU Kyoto の焙煎機を貸してもらってやっていると。そんなことできるんだ...

パカスのセミウォッシュドッシュトをいただきました。

中煎りより少し浅め。果実味が濃厚でマンゴーを思わせるまったり感。雑味も少なく,うーんうまい。

2022年8月訪問

小川珈琲 堺町錦店

京都コーヒー第一波の老舗であり,大手の小川珈琲も第三波をやっているというので行ってみました.スタバの第三波店舗のキラキラ感と違って,看板も出していない町家.この控えめ感,さすが京都というところなのでしょうか.

グアテマラとエチオピアの二本立て.一杯ずつネルドリップで丁寧に抽出.このネルドリップにたどり着くのもだいぶ試行錯誤されたとか.グアテマラを頼んでみましたが,ネルドリップらしいまろやかさ.

パンもおいしいらしいです.

2022年8月訪問