「私を変えてくれた出会い」
みなさんは、自分を変えてくれた人との出会いを経験したことがありますか。私にはあります。
私は去年の夏、こども園で職場体験をしました。そこでは、園児たちの寝かしつけや給食の準備などを体験しました。私の言うことを聞いてくれなかったり、遊びをやめてくれなかったりする子もいたので大変でした。また、私は視野障がいがあるので、園児たちの突然の動きが見えず苦労しました。私の将来の夢は、保育士になることなので、私にできるのかなと不安にもなりました。そんなとき、お話を聞いたのが、入らせていただいたクラスの担任の先生でした。先生はこども園の保育士で視覚障がいと視野障がいがあります。先生は担任をもち、てきぱきと働いておられました。
先生のお話の中で、私が一番印象に残っているのは、大学での勉強方法です。事前に、先生にお願いして資料を拡大してもらったり、友達に頼んでノートを見せてもらったりして勉強していたそうです。私はそれを聞いて、今の自分ならいろいろな人に自分からお願いするのは難しいと感じました。なぜなら今の自分は親しい人とはどんどん話せるけれど、そうでない人にはなかなか自分から話せないからです。
私は夢に向かって自分を変えたいと思うようになりました。まず、その一歩としてあまり親しくない人にも自分から話しかけることにしました。例えば、放課後デイであまり話したことのない子に話しかけたり、ゲームのルールを説明したりしました。少しずつ打ち解けて仲良くなることができました。二月にあった作品展では、大きな声で呼び込みをしたり、お客さんに作品説明をしたりすることができました。たくさんの人と話すことができて楽しいと思えました。
こども園の先生との出会いを通して、自分から発信することの大切さを実感することができました。そして、私は少し変わることができました。これからもたくさんの人と出会い、少しずつ自分が変わっていきたいです。そのために、自分から積極的に話しかけていけるようにがんばりたいです。
ご清聴ありがとうございました。