7月6日(土)・7日(日)に第31回 中国・四国地区盲学校体育大会が本校主管で行われました。今年度は、島根大会で、STT(サウンドテーブルテニス)は本校、フロアバレーボールは鹿島総合体育館を会場に行われました。
STTには中学部生徒2名が出場しました。中学部3年生の女子生徒は、初戦、広島中央特別支援学校の選手と対戦しました。1セット取られた後の2セット目は、相手の厳しいコースをついたレシーブが次々と決まり10―9と接戦になりましたが、最後の1点を入れることができず、惜しくも10-12で敗れました。その後、交流戦を2試合行いました。初めての公式戦参加となりましたが、前へ前へと攻める気持ちをもって最後まで戦い切ることができました。勝利をつかむことができませんでしたが、来年に向けて「悔しかったので、次の大会では絶対一勝したいです。」と力強く抱負を述べていました。中学部2年生の男子生徒は、初戦、岡山盲学校の選手と対戦しました。緩急をつけたサーブやスピードのある攻撃でフルセットの末、15-14で逆転勝利し、決勝に進みました。決勝戦の相手は岡山盲学校の選手です。レシーブが難しいコースを狙われましたが、集中力を保ちしっかりとレシーブをし、フルセットとなりました。「初めての公式戦、楽しむ気持ちで試合をする!」と最後まで前向きな姿勢で試合に臨みました。フルセットの末、10-12で敗れましたが、「悔しいけれど、最後まで攻めて自分の力を出し切ったので悔いはない。準優勝でトロフィーを貰えて嬉しい。」と達成感に満ちた表情でした。2名共、初の公式戦でしたが、最後まで諦めない姿勢と楽しむ気持ちで試合をする姿は輝いていました。
フロアバレーボールには高等部と理療科の生徒8名が出場しました。島根県立盲学校は1回戦で広島県立広島中央特別支援学校と試合をし、セットカウント2-0で勝利しました。準決勝では、香川県立視覚支援学校と試合をし、セットカウント2-1で勝利しました。決勝では鳥取・山口・愛媛連合チームと試合をし、セットカウント2-0で勝利することができました。3試合とも全力プレーで戦い抜き、優勝を飾ることができました。大会に向けて、選手は日頃から「どうすれば強いチームになるのか」を考え、一生懸命、朝練習や放課後の練習をしていました。そして本番でも、声をかけ合ってチームプレーを重視するとともに、レシーブやアタックなど自分の長所を活かしたプレーをしていました。本大会はトーナメント戦で、優勝するには3回勝利しなければならない厳しいゾーンに本校は入りましたが、そういった状況で、本当に実力が試される中での優勝だったと思います。試合後は、優勝できたことを選手同士で喜び合う姿がありました。「大会に向けて勝つためのミーティングを何回もしたが、優勝につながってよかった」といった感想も聞くことができました。本大会は8月20日(火)~22日(木)に東京で行われる、全国盲学校フロアバレーボール大会の予選大会でもあり、見事全国大会へ出場することになりました。更に練習をして実力をつけ、全国大会に臨みたいと思います。全国大会は強豪が多いと思いますが、島根県立盲学校らしいプレー、一球一球を大事にしたプレーができればと思います。
これまで練習や準備等、多くの方々にご協力をいただきました。また多くの方々から応援をいただきました。心より感謝申しあげます。
開会式
選手宣誓(理療科生徒)
STT選手写真
STT女子個人戦
STT男子個人戦
フロアバレーボール1
フロアバレーボール2
フロアバレーボール選手写真
フロアバレーボール表彰式