9月 7日(土)、第1回PTA研修会を行いました。
内容は、ロービジョン眼鏡を装着しての読み書きと歩行です。
まず、ロービジョン体験キットの「白濁体験メガネ」を作りました。
次に、作った白濁体験メガネを掛けて、文字を読み書きする体験をしました。
読む体験では「白地に黒い文字」と「黒地に白い文字」の両方について、文字サイズやフォントの違いによる読みやすさの違いを比べました。「一番大きい文字(48ポイント)しか読めない」、「目を開けっぱなしなので目が乾く」などの声が聞かれました。
書く体験では、一行の文をその隣にある縦書きのマス目に書き写しました。細い枠線のマスは見えづらいこと、太いペンだと書いた文字が確認しやすいことなどを体験しました。
後半は、歩行訓練士の指導のもと、白濁体験メガネを掛けて教育棟から寄宿舎の自動販売機まで伝い歩きをしました。自販機前に着いたら、ペアを作って一人は眼鏡を外し、飲み物の買い方や声かけのしかたを体験しました。
参加された保護者さんからは「うちの子もこんな風に見えてるのかも」などの感想がありました。
弱視の人の見え方を知るとともに支援のしかたについて考える機会になったと思います。
白濁体験メガネを作る様子
メガネを掛けて字を書く体験
メガネを掛けて伝い歩きする体験
自販機で飲み物を買う体験