8月28日(木)、理療科2、3年生を対象に「地震発生時対応学習」を行いました。
最初に、昨年の地震発生状況や30年以内の国内の大地震、近年発生した山陰の比較的大きな地震についての話がありました。昨年は国内で震度5以上の地震が20回以上発生していると聞き、予想以上の多さに驚きの声が挙がりました。
次に、施術中に地震が発生した際、患者と自分自身を守るために必要な対応について考えました。
その後、施術中に地震が起こったと想定してロールプレイを行いました。1回目は鍼施術時、2回目はあん摩+赤外線治療器による施術時を想定して行い、終了後は振り返りをして適切な対応策を話し合いました。
振り返りでは、「患者が動かないように支えながら患者と自分の頭を守るのは難しい」「大地震では赤外線治療器を場合によっては蹴って倒したいが、そんなゆとりがあるかわかならい」「実際に大きな揺れが来たら、自分がパニックにならず冷静でいられるか不安」などの感想が聞かれました。
島根県は近年、震度6以上の大きな地震は発生していませんが、いつ起こってもおかしくないものと考え日頃から発災時の対応を考えておくことの大切さを学ぶことができました。
ロールプレイの様子1
(鍼施術時、鍼の代わりに洗濯ばさみを用いている)
ロールプレイの様子2
(あん摩+赤外線治療器による施術時)