ゆかりの地巡り

ゆかりの地巡り

本校は今年創立１２０周年を迎えます。

島根県立盲学校は、「福田与志先生」が明治３８年（１９０５年）５月２０日に「松江私立盲啞学校」を母衣町に開校されたのが始まりです。与志先生は、小学校訓導として勤務されていた時、障がいがあることで学べない子供たちのために盲ろう教育の専門家を志されました。京都盲啞院、東京盲啞学校で研鑽を積まれ、兄の平治先生の協力を得て、松江私立盲啞学校を開設されました。

本校では、様々な行事を行って、与志先生の偉業に感謝し、学びへの意欲と決意を新たにします。４月には「ゆかりの地巡り」、５月には「開校記念式」、１１月には「追悼会」、３月には卒業生が学校生活の最後に「墓参」を行います。

４月１１日（金）、新入生は「ゆかりの地巡り」を行いました。与志先生・平治先生の墓参（石橋町北霊苑）と、島根盲聾教育発祥の地記念碑（母衣町）・島根ライトハウスライトハウスライブラリー（南田町校舎跡地）・外中原町校舎跡地記念碑巡りを行い、盲学校の歴史を辿りました。ライトハウスライブラリーでは、点字図書や、色々な支援グッズも見学させていただき、みんな興味津々な様子でした。

※盲学校玄関横には、与志先生の胸像があります。50回忌を記念して建立されました。与志先生の胸像の周りには円形に３段の石段があり、どの方向からでも上がって与志先生を触ることができます。３段の石段は与志先生の足跡を表しています。

※島根盲聾教育発祥の地記念碑は、創立１００周年（平成１７年）に建立、人と人が助け合う姿をイメージしています。