オープンアクセスの定義と意義を説明します。
オープンアクセスとは、学術論文などをインターネット上で無料で公開することで、誰でもフリーにアクセスできるようにすることです。
(査読された)雑誌論文をインターネット上において無料で利用することができ,全ての利用者に,閲覧,ダウンロード,コピー,配布,印刷,検索,全文へのリンク,索引化のためのクロール,ソフトウェアへの取り込み,その他合法的な目的での利用を(中略)財政的,法的,技術的な障壁なしに許可すること
Budapest Open Access Initiative. "Ten years on from the Budapest Open Access Initiative: setting the default to open". https://www.budapestopenaccessinitiative.org/boai10/, (accessed 2023-06-30).
研究成果をオープンにする意義として、次のようなことがあります。
・研究成果が発見されやすくなる
・誰もが論文にアクセスできる
・学術研究の発展に寄与
・研究成果を社会に還元できる
また、近年では研究成果のオープンアクセス化を要件とする研究助成機関が増えています。
東京大学では、2023年2月22日に東京大学オープンアクセスポリシーを制定しました。
本オープンアクセスポリシーでは、「本学に在籍する研究者(以下「研究者」という。)は、出版社、学協会、学内部局等が発行する学術雑誌等に掲載された研究成果(以下「研究成果」という。)を、東京大学学術機関リポジトリ又はその他研究者が選択する方法によって、可能な限り、誰もが障壁なくアクセスできるよう公開する。」としています。
(最終更新日:2025/03/10)