研究データを管理・保存する方法や注意点について説明します。
研究プロジェクトの開始時点から、研究データを一定のルールにしたがって適切に整理しておくと、自身や共同研究者が研究データを利用・再利用しやすくなります。具体的には、次の点に気をつけることが大切です。
・フォルダ構造
・ファイルの命名
また、READMEファイルなどを作成して、研究データの整理の基準を残しておくと、後に参照できて便利です。
東京大学では、所属する個人に以下の環境が提供されています。ただし、卒業や学外への異動などにより東京大学に在籍しなくなると、これらの環境は利用できなくなります。事前にバックアップを取るなどの対応を行うと安心です。
・Googleドライブ(上限100GB)uteleconによるガイド
・OneDrive(上限50GB)uteleconによるガイド
・GakuNin RDM GakuNin RDMの説明
-東京大学所属者(UTokyo Account所有者)は利用可能
-NII(国立情報学研究所)が提供する標準ストレージ100GB
-普段使用しているクラウドストレージ(Google Drive、Dropboxなど)、ECCSクラウドストレージで利用できるGoogle Drive、Amazon S3やmdxのオブジェクトストレージ等を、GakuNin RDMに接続してストレージとして利用可能
参考)クラウドストレージを用いた新しいファイル共有方針の提案
・機密性が高い情報を含む研究データは、オンライン上での保存は避ける。
・複数のバックアップをとる 。
・バージョン管理を適切に行う。
・特定の環境に依存せず、長期的に利用できることを念頭に、ファイルフォーマットを選択する。(例:仕様が国際標準。広く普及。)
※研究データの管理、および保存時の注意点について詳しくは、
九州大学データ駆動イノベーション推進本部研究データ管理支援部門, 九州大学附属図書館図書館DX支援室(2023, 08)「はじめよう、研究データ管理」, 3_研究データの整理法_202407改訂, p.5. https://doi.org/10.15017/6796147 にまとめられています。
研究ブーストセミナー「科研費実績報告で困らない!研究データあれこれ」(2025年4月11日開催)
録画・資料を公開しています。
https://www.ura.adm.u-tokyo.ac.jp/services/view/66c978c0-2781-400f-8280-56bf7b3ffe9c#gsc.tab=0
※学内者限定(UTokyo Accountでログインが必要)
研究ブーストセミナー「科研費交付申請に向けたDMP作成」(2024年4月5日開催)
録画・資料・QA(含:QA-3.研究データの管理・公開)を公開しています。
https://www.ura.adm.u-tokyo.ac.jp/services/view/f2a88336-9e08-423c-bb0e-1178ccf9290d
※学内者限定(UTokyo Accountでログインが必要)
(最終更新日:2025/03/10)