日本においても、学術情報流通に関するコミュニティがOAの推進にさまざまな形で寄与してきました。現在も活動を続けている主要な組織・団体を紹介します。
2016年7月に設立された。リポジトリの構築推進、リポジトリコミュニティの強化、OAやオープンサイエンスに資することを目的とし、活動している。
クラウド型の機関リポジトリ環境提供サービスJAIRO CloudをNIIと共同で運営しており、多くの大学や研究機関が利用している。
国立大学図書館協会コンソーシアム(JANULコンソーシアム)と公私立大学図書館コンソーシアム(PULC)とが合体し、2011年に発足した。電子ジャーナル等の学術情報を、安定的・継続的に確保して提供するための活動を推進することを目的としている。
SPARC Japan 3 )
2003年からNIIによる国際学術情報流通基盤整備事業として開始。国内学会誌の電子ジャーナル化、OAやオープンサイエンスのアドボカシー活動、国際イニシアティブ(arXiv,CLOCKSS,SCOAP3)との連携に取り組んできた。
2019年4月以降は学術情報流通推進委員会として、セミナー開催によるアドボカシー活動と国際イニシアティブとの連携を継続している。
注・引用文献
1 )JPCOAR (オープンアクセスリポジトリ推進協会).
https://jpcoar.org/(2025-08-21 最終確認)
2 )JUSTICE (大学図書館コンソーシアム連合).
https://contents.nii.ac.jp/justice(2025-08-21 最終確認)
3 )SPARC Japan.
https://www.nii.ac.jp/sparc/(2025-08-21 最終確認)