前章「【実践編】1.2. OA手段を選ぶ」で概説されたOA手段のうち、本章ではグリーンOAについて記述します。グリーンOAは、著者自身がウェブサイトやリポジトリ上で論文を公開する「セルフアーカイブ」によって実現されます。
セルフアーカイブによって論文を公開する場としては、著者が所属する学術機関の「機関リポジトリ」や学術分野のコミュニティによって運営される「分野別リポジトリ」、分野を問わない汎用のリポジトリ等が挙げられます。ここでは、東京大学の機関リポジトリであるUTokyo Repositoryを紹介するとともに、セルフアーカイブ時の注意点を記載します。
東京大学学術機関リポジトリ(UTokyo Repository)は、東京大学で生産された学術成果を電子的形態で保存し、世界に発信することを目的とした公開基盤です。論文を含む様々な学術成果を登録対象としています。
・学術論文
・学会発表資料
・学位論文
・レポート類
・紀要論文
・書籍
・プレプリント
・教育資料
・調査研究報告書
・データセット
登録手続き等の詳細については、下記Webサイトで確認することができます。(登録手続きは変更が予定されています。詳細が決まり次第ご案内します。)
東京大学学術機関リポジトリ(UTokyo Repository)
https://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/registration
UTokyo Repositoryの案内
https://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/widget/uploaded/UTokyoRepository_20240515.pdf/Root%20Index