書名:カヌー、カヤックフィールドガイド ROUTE 66
著者:西沢あつし
出版社:株式会社 舵社
発売日:2026/4/4(土)
判型:A4判(ソフトカバー)
ページ数:192ページ(オールカラー)
価格:3,410円(本体3,100円+税10%)
「カヌーワールド」に掲載したフィールドガイドの集大成「カヌー、カヤックフィールドガイド ROUTE 66」、表紙イラストは「シーカヤックで海を遊ぼう」に続いて、故鳥山明氏の2代目アシスタントだった、イラストレーターのまつやまたかし氏にご依頼し、とても楽しい絵をいただきました。カヌー、カヤックは水があればフィールドになるので、湖から川、そして海に至るまでカヌー、カヤックで流れ出る感じと、そこがルート66と言うイメージを伝え、イラスト化していただきました。
ちなみにこの表紙周りでもボクがいます。T-4の後にいますw
海のページはこんな感じ
何回かに分けて近隣のフィールドを取材していた場合で、合わせられる場所はそうしています。
川のページはこんな感じ
スタート、ゴール地点もQR化しているのでかなり使いやすいかとは思う。ただ海にしても川にしても状況はどんどん変わっていっているので(今回それで落とした場所もあるし、大きく変更したところもある)、「書いてあることと違うじゃん」と言うことが発生しうるのはご容赦を。最も懸念しているのが、海のスタート、ゴール場所。そこが使えるのは地元の人の何らかの努力もあったりするからね。「ガイドに書いてあるからいいじゃん」じゃないからね。特にカヤックフィッシングの人、謙虚になってください。
ハウツーページとして海、川、湖などの危険箇所や注意点を解説したり
そしてツーリングやキャンプに役立つコラムページもいくつか入れた。
巻末にはご協力いただいたガイドさんの一覧を作ったので、
ガイドさんのガイドとしても機能し得ると思っています。
編集部には「こんなにいるの?」とか言われたけどね、編集部は直接ガイドさんに連絡を取らないから、どれだけ大変なことをやっているかわからないのだ。これだけの人にご協力いただかないと作れないんですよ、ただの紀行文ではないので。で、できたらできたで「ガイドのガイドブックにもなったよね」とドヤ顔で言われてもね・・・。
またこれだけの方と色々なフィールドを漕ぎ、写真を撮り、文章に起こすことができる、する人間は、もう僕から後には出てこないと思います。一人で勝手にいって誰の校正も受けず自由に書く(というか撮るか)ではなくね。
そのため、他社のフィールドガイド、具体的にはヤマケイの55map以来の約20年ぶりのフィールドガイドだと思います(ってそれも海編は僕が携わっていますが)。
本当はもっと早く出す予定だったんだけど、編集担当の忙しさを理由に10年以上塩漬けにされてしまった。そのため、昨年の再開時には前回掲載予定だった66箇所を精査し直し、結果いくつかのフィールドは差し替えという二度手間に。編集担当は「地図が使えなくなってコストが上がった」って言うけど、それはこちらだって、引いて言えば協力してくれたガイドさんだって確認しなおしと言う膨大なコストがかかっている。こちらには愚痴りではなく謝罪であるべきだろう。それではやはり出してくれてありがとう、なのだろうか。
実際、手に取ってみると判型とページ数、4色ずりという体裁は、もう本当にボリューム満点。こういったカヌー、カヤックの印刷でのフィールドガイドブックはおそらく最後になるのではないのだろうか。最もここに乗り切れなかったのもあるので、お話しをいただければ作成する方向で検討はするけどね。
SNSで紹介したら、早速「電子化希望」って書き込みがあったけど、これは編集部と話して、電子化は当分先にしようと言うことになった。だって本としてもとっても良い作りなんだもの。個人的には僕がカヌーを始めるきっかけになった「日本の川を旅する」に匹敵する本だと思っている。氏の本と違うところは「情報」に大きくフォーカスしているところ。野田さんの時代は本を読む人が多かったし、そういう人が野田さんの本に辿り着いたと思う。しかし今は映像や体験でカヌーを知る人も多いだろう。文字だけの本ではなく、こうした情報を付加したガイドでないと、追体験としてみようとはならない感じがするのだ。
文章、写真共に著作権は自分にあるので、電子化をするのであればちょっとやってみたい方法があることはある。
とにかく、日本では少なくともこれだけのフィールドで遊べることをぜひ確認して欲しい。