1995年11月発行
第一回伊豆稲取〜伊豆大島 黒潮横断カヌー大会
商業誌に写真も含めて署名記事を寄稿し始めたのは1995年のこの号から。
カヌーライフに掲載することとなったきっかけは、当時「カヌーライフ」編集部で募集していた地方通信員に応募したことによる。地方の話題を書いてもらうためということだったが、変臭長(当時のカヌーライフの表記)の藤原氏が、もともとリバーカヤック(ラフティング)の人で、3号くらいまで川の記事ばかり。シーカヤックを始めてからその手の記事に飢えていた僕は、アンケートで「海の記事が少なすぎる」と送り、「東京在住だけど、シーカヤックの記事を書けます」と売り込んだのだ。
すると「じゃあ、シーカヤックは西沢君やってよ」となったのでした。もちろん全ての記事ではなかったし、編集会議に加わることもなかったので、ほとんどの場合、基本企画もマネジメントも自分自身で行わなければ(まあ今と同じですね)ならない場合だったんだけどね。
いくつかモノクロでイベントのベタ記事を書いた後で、「これ取材に行かない?」と依頼されたのが、伊豆半島の稲取から伊豆大島までシーカヤックで渡る「黒潮横断カヌー大会」であった。どんなページになるかは、持ち帰った画像次第にするという。まずは催行できる天気となることを祈った。
当時はまだポジ(フィルム)写真。海の上がどれだけ荒れるかわからないので、防水コンパクトカメラの「ニコン L35AW AD」を持って行った。そのうちフィルム時代の撮影秘話的なものも書こうと思っているけど、このカメラはこれは師である梅田正明さんが海の上で手軽に撮れるよ、と勧めてくれたもの。ニコノスは水中がメインとなるので、水「上」では使いにくいことこの上ないのだ。
今ちょっと検索したら、いいものはそこそこの値段なのねw
大会の方は海も静かだったこともあったが、途中から凄まじい濃霧になってしまったので、伴走船がカヌーの周りを取り囲む護送船団方式での横断。大型船の汽笛が時々聞こえてくると、緊張が走ったことを覚えている。あとは確か、これからコアアウトフィッターズを開業するという山口さんも参加していた記憶がある。
で、持ち帰った写真を見て、「カラー見開きで行こう」となったのでした(^^
なので、自分的にはこれをデビューとしています。
この大会は主催していた静岡カヌークラブの代表の方が亡くなられたこともあって、今は実施されていない。このイベントとは根本的に違うけど、横断そのものについては、西伊豆コースタルカヤックス(NCK)が年2回くらい実施しているかな。カヌーワールドで取材することになったときは、懐かしかった。朝の雰囲気とかは当時のままだったしね。
その後、何度か編集部にも行ったし地方も行ったが、他の「地方通信員」と名乗る人と会ったことはなかったなあ。いたのかしら。
しかしこの号、なぜか僕の手元にないんですよ。どなたかにお貸ししたのか、元々いただいていないのかは今となってはわからない。