2002年春号
<寄稿記事>
◾️巻頭カラー:
別天地、沖縄・慶良間で海と味覚を食い尽くす!:カラー6P
◾️パドリングエリアガイド・東京都・式根島:カラー4P
岩手県・三陸海岸宮古:カラー4P
【巻頭カラー】
別天地、沖縄・慶良間で海と味覚を食い尽くす!
慶良間諸島を、漕店・大城さんのツアーで巡った時の記録。
このツーリングが後年に挑戦することとなる「沖縄南回り航路」(沖縄本島〜慶良間諸島〜久米島)の開拓へとつながっていく。
小生は慶良間諸島でのカヤッキングは3回目だったと思う(沖縄は何回も行っているので、最近どうも記憶が怪しくなってきた)。カヌー・カヤックの記事を書いているため、よく「カヌー・カヤックの人口ってどれくらいでしょうか?」と聞かれる。このとき聞く人は、おそらく「カヌー・カヤックの所有者」という意味で聞いていると思うのだが、僕は、これらを持たずにツアーガイドのところで楽しむ人もその人口に含めるべきと考えている。
例えば沖縄や北海道では、そのフィールドが気に入ったから、そこのガイドさんが気に入ったからと毎年通ってツアーを楽しんでいる人々も結構いると思うのだ。日本にはカヌー・カヤッキングに適したフィールドはそこかしこにあり、良いところは必ずと言っていいほどガイドなりショップなりがある。それらを渡り歩くだけでも、普通の勤め人なら一生分くらいあるのではないだろうか。
また、こうした特色のあるツアーをしているガイドツアーでは、自分ではカヤックの装備を持つことなく、年一回このツアーにしか参加しない、といった人もいるし、そうした人も立派なカヤッカーだと思うのだ。
さて、その大城さんのツアー、当時は様々なキャンプ料理を食することができるまさに「海と味覚を味わい尽くす!」ものだった。焚き火も普通にできた。しかし、今は「どこでも自由に気ままにキャンプをしながら」というわけにはいかなくなってしまった。
さらに昨今のSNSマナー(あげる人も見る人も)の醜悪化もあり、こういったツアーはやめてしまった(数年前の会話だけど)とのことだ。
座間味島でのキャンプルール
https://www.vill.zamami.okinawa.jp/enjoy/stay/2.html
個人でもツアーでも気ままなキャンプツーリングは、沖縄はもちろん、日本でももう出来ないと言ってもいいだろう。かつてシーカヤックを「フリーダムマシン」と表現した人もいたが、今はルールの枠組みの中での自由を楽しむ「リバティマシン」となった。
今はもう、この時のツアーも断片的なことしか思い出せないけど、本誌を読み返してみたら、
そのときの様子がまざまざと蘇ってきた。確かに美しいところではあるので、生きているうちに再訪したが果たして。いつか「シーカヤックの上からザトウクジラを撮影する」ことができるのを願っている。
【パドリングエリアガイド】
東京都・式根島:カラー4P
さてここからは以前作成していたブログからの転載+加筆でなんとかしてきたが、ここからはこの記事を書いている2026年2月の時点で思い出せることしか書けない。
伊豆七島は東京都でありながら太平洋に浮かぶ島々であり、はっきり言ってパドリングするにはかなり厳しい場所だ。その中でもかろうじて式根島は船もあるし、入り組んだ地形が幸いして少しの距離を漕げなかったとしても、そこそこ楽しめる。また海も365日荒れているわけではないので、静かな時に当たれば比較的パドリングできるかなー、という感じで捉えておいた方がいいのではないだろうか。
この時のエスコートは弓ヶ浜カヌースクールの塩島氏。氏はこの頃にはもう「塩島パドル」と呼ばれるグリーンランドパドルの製作に入っていたように思う。当時は積極的にあちこちパドリングに行っていたと思う。まだパタゴニアに勤務していた頃の関山さん(現NPO法人もあなキッズ自然楽校)もいますねー。
【パドリングエリアガイド】
岩手県・三陸海岸宮古
前号の宮古シーカヤックマラソンに合わせて取材・パドリングした宮古ですね。そこそこ波が高くて、潮吹き岩も勢いよく吹いており、だいぶ沖寄りを漕いで行ったんじゃないかな。
途中休憩した中の浜は東日本大震災の時の津波でキャンプ場がなくなり、今はメモリアルパークとなっている。
エスコートをしてくれたSea-sonの鈴木氏もまだ開業してまもなくだったか。鈴木氏をはじめ、三陸海岸のガイドさんたちは、家やショップは流されてしまっても命だけは助かってよかった。
その後、何度かこの海岸をパドリングしているが、いい海だけど厳しい海だよなあ、と毎回思っている。